世界各国の若者が「アニメ美女」を美しいと思う理由 - Midjourneyで生成した美しい女性たちの画像を販売する事業を始めました(2)
Hoshino's Anime Beauty Shopという画像ダウンロード販売サイトは、ShopifyというECプラットフォームの上で動いています。
ChatGPTが話題になり始めた今年の初め頃から、インターナショナルに何かを売るということが、ChatGPTを使えばできるのではないか?と考えて、Shopifyを色々といじっていました。
サイドビジネスとして、米国人向けに、「軽量美濃焼」という米国では入手できない軽い陶磁器を売ると良いのではないか?と考え、軽量美濃焼を販売するサイトを形にしたこともありました。
軽量美濃焼とは、ニトリで発見した軽くて丈夫な陶磁器で、当初はニトリ専用商品かと思っていたのですが、その後調べると、美濃市の一部の陶磁器屋さんが作っている、新時代の「軽くて割れにくい磁器」だとわかりました。卸屋さんなど入手ルートを突き止め、Shopify上で英語でかっこいいデザインのショップを作り(基本的なデザインがなされたショップ用テンプレートがある)、ChatGPTを活用して英語で軽量美濃焼を紹介するブログなども書いたりして、少し試行していました。今でも、このビジネスは行けると思っています。
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しかし軽量美濃焼を米国市場向けに売るビジネスよりも、もっと成長余地が大きいビジネスが私の目の前に現れました。Midjourneyで生成した独自性の高い美しい女性たちの画像(美人画、美少女画...など呼称は何でも)をダウンロード販売で売るビジネスです。
軽量美濃焼の物販に対して、Midjourney生成の美人画をダウンロード販売するビジネスは、物理的な商品を仕入れて、梱包して、発送する手間隙がないという利点があります。小職のような小資本・小企業にとってはこれが大きな魅力です。
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なぜ、Midjourney生成の美人画か?
これらの投稿で紹介したように、今年5月のGW前後から、Midjourneyで美人画を生成するようになりました。
Midjourney使用開始から10日間でできた傑作画像(1)2023年5月
Midjourney使用開始から10日間でできた傑作画像(2)2023年5月
[今日の美人画] Midjourneyで毎日生成しているもののうち直近の5日間(抜粋)2023年7月
Midjourney: たった4語で生成するバービー人形テーマパークのロビー4作例 2023年7月
最初はプロンプトをいろいろに工夫するだけで多数の画像が出てくる画像生成AI Midjourneyの機能そのものがおもしろかったのですが、だんだんと、次のことが理解できてきました。
・人間の「顔」に対して、人は誰もが普遍的な興味を持っている。特に「美人」や「美少女」に対しては。
・「美人」の顔が惹き付けるアテンションは、非常に強力である。
・画像生成AIが生成した画像でも、その「美人」に独自性があれば、十分に強いアテンション惹起力を持つ。
・画像生成AIは"マシン"なので、ある適切なプロンプトを与えれば、無数の美人画を生成し始める。
これを理解し始めた頃に、よく作例として出していたのが、以下の若い女性の顔です。
この若年女性の顔には強烈なインパクトを感じていて、アテンション惹起力を真面目に論じ、女性の画像を引用しながら、ChatGPTのビジネス勉強会で以下の投稿を書いたりしました。
ChatGPTとMidjourneyのビジネス活用を探っていく勉強会
タイトルなし。いきなり本文。
引用
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結局、ChatGPTがビジネスに貢献できるのは、商品企画の斬新さにおいて、ビジネスモデルにおいて、競合に対する優位なポジションを形作ることにおいて、人間では不可能な「圧倒的なアテンション」を惹き付ける「何か」をクリエイトすることです。
その「圧倒的なアテンション」を以って、競争に圧倒的な勝利をします。
それが、ChatGPT時代の戦い方です。
私は日々ChatGPTを実験的に使い、Midjourneyを実験的に使って、これが「圧倒的なアテンションを惹き付けるものである」ことを、だんだんと理解するようになりました。
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特に、決め手となったのが、日本のアニメテイストがある美女/美少女が持つ、インターナショナルなアテンション惹起力です。
Midjourneyで、キャラクター描写とライティングに工夫がある独自のプロンプトにより、以下の魅力的な女の子の画像を得たので、Facebook上にあるインターナショナルなMidjourney公式のグループに投稿してみました。そして500近いいいねを獲得しました。
(この画像、エレキギターに詳しい人からは、ギターではない、ベースだとか、色んなことを突っ込まれで、ある種祭り状態になったのですが、しかし多くの人の興味を惹き付けていることは確かでした。ライティングの再現に独自性があります。特殊なプロンプトを用いています)
このことから、日本のアニメテイストの美女/美少女の画像は、インターナショナルな魅力を持ち得るということを確信しました。
この確信を得るに至った背景として、2018年にかれこれ1年間、正味半年間、ロンドン、ボストン、ブダペストなどのホステルを周り、そこに集まる世界各国の若者と話をしていて、日本のアニメ作品の話が必ず出てくる...ということを経験していたことがあります。
世界各国の20代、30代、40代、50代は、子供の頃に、必ず日本のTVアニメ作品を見ていて、彼らの美的感覚の一画を「アニメ的な絵柄」が占めており、「美しいか美しくないか」という審美眼には「アニメ画として美しい」という感覚が、強力にあるのです。