幸せな世界とは?皆さんの「高天原」は、どこですか? ~ 絵と詩と音楽(n)~
DTMでアルバムを、とおもうのだが、Cubaseでの入力作業が遅々として進まない。
2010年末に突発性難聴を患い、回復後は低音感音性難聴の繰り返し。2012年に、「Out of Imagery」を出し、「日本の、光り。」を公開した後、すぐに、次のアルバム「高天原 ~美しい故郷の、美しい歌~」に収録する歌を決めたものの、休止。
そこで2019年に、ピアプロに、歌詞だけ先行公開。入力作業に着手、と意気込んだところへ、香害が来襲して対策と啓発に追われる日々となった。さらにその1年後、高齢親が深刻な状況に陥り、ワンオペ張り付き介護を続けている。
制作には、まだまだ時間がかかりそうだ。そこで、先に、ブログにも歌詞を載せておきたい。
まず、2016年に作った「高天原」という歌。伝えたいことは、最後の、1パラグラフだ。表現は音に合わせて多少修正するかもしれないが、最後のパラグラフは変更しない。
高天原 (TAKAMAGAHARA)
<作詞:2016年、作曲:2016年>
~Alexander Pope 「The Quiet Life」に、憧憬をこめて~
陽は降り注ぐ
やわらかなみどりに
人も鳥も花も木々も大地も輝いている
歌声がする
子どもらが駆けてゆく
丘に山に空に畑に見守る神々
いのちの音が
ひとつの歌に
朝もやに
夕焼けに
星空に
浮かぶ、TAKAMAGAHARA
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薔薇色の空
足早に家路に
小鳥のなつかしい声が風を手招いている
虹が輝く
澄みわたる大空
名も知らぬ小さな花が
雫をたたえる
この地に生きる
ここから歩む
はるかな遠い地
運命の
ここは、TAKAMAGAHARA
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静けさがある
おだやかな暮らしに
母も父も老いも若きも皆ほほえんでいる
傷つくことも
傷つけることもない
ただ生まれて生きて朽ちていき眠りにつく
拡がれ届け
慟哭無き歌
はるかな遠い地
永遠(とこしえ)の
ここは、TAKAMAGAHARA
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戦うことも
攻められることもない
死は来たる人の許すときに
触れるように
そっと、触れるように
ここは、TAKAMAGAHARA
冬の瀬戸内海。愛媛県運転免許センター(松山市勝岡町)から斎灘を臨む(筆者撮影)