「2011年の自分を表す漢字1文字:番長と遊ぼう!」は、「還」です。
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ばんちょ~さまからのお題に、へへーっへへーっと地面に頭を擦りつけながら、懐から巻紙を取り出し...
これが「2011年のIT業務を表す」ということであれば、「光」、銀光第五版の光、ですが。
「自分を表す」ものは...
これまでの人生は、迂回路でした。ぐるりと回って、幼児のころへと、つながっていました。
一生懸命歩いたにもかかわらず、ふと自身の内面に目を凝らすと、振り出しに戻ってしまっています。
ヘッセ「シッダールタ」(高橋健二訳)から引用するなら、
今や自分はまた、昔幼児だったころとおなじように、太陽の下に立っている、自分のものは何もない、自分は何もできない、何の能力もない、何も修得していない、と彼は考えた。なんと奇妙なことだろう!もはや自分は若くはなく、髪はすでに半ば白くなり、力も衰えていく今ごろになって、ふたたびはじめから、幼児のところからやりなおさなければならない!
まだ髪は真っ黒の私ですが、このままでは、最期のときまでに何も見い出しえないままで終わってしまいます。急がなければ!
今年は、「還」った地点から、歩き始める一年にしたいと思います。
幼児のように、ほほえみながら、驚きに満たされ、到達していない高みをきょろきょろと見上げつつ、よちよちと。
そしてもし、来年もし同じお題が出されるなら、そのときは、「融」(fusion)と答えられるようにしたいものです。
「技術」に特化するのではなく、絵・詩・音・哲学そして生活、いろいろな要素を融合し、「私が発信しなければならないことは、これだったのです」と言えるように。
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