クラウドストレージの落とし穴
昨今様々なクラウドストレージがあり、容量的にもかなり保存できるようになってきたので、自宅のPCのファイルのバックアップ先として使い始めています。
中でもマイクロソフトのOneDriveは、Office365ユーザーには1TB(将来的に無制限という話もあり)まで使えるので、かなりのファイルをバックアップできます。
ということで早速結構多量なファイルをOneDriveに移そうとした所、思わぬ落とし穴がありました。
OneDriveで同期している間にみるみる内にCドライブの容量が減っていきました。
OneDriveの同期先は当然ながらCドライブ以外に設定しているにも関わらず、何故という感じでした。
それでどこのディレクトリが膨れていくいるのかを確認するとC:\Users\ユーザー名下のAppDataという所でした。
原因は、OneDriveがファイルの同期中にその場所に大量のキャッシュファイルを生成していたのが原因でした。
そこでそのキャッシュの古めのものを削除してCドライブの容量を回復させた所、今度は同期が全く進まなくなってしまいました。
どうもむやみにキャッシュファイルは消したらいけないようです。
Cドライブは、高速化のためSSDにしているため、256GBしかありません。
256GBを超えるSSDはまだまだ高価ですので、交換するのもまだ時期尚早です。
となると、そのキャッシュの場所をCドライブではない場所に変更すればそれでOKのはずと思い、色々設定方法を探してみましたが、見当たりません。
それでネット検索をした所、AppDataの場所を変えればいいことがわかりました。(ウィンドウズのレジストリを操作する必要あり)
変更後、リブートすることでCドライブ以外にキャッシュしてくれるようになりました。
また、Cドライブ上の容量を確保するために消せる大きめのファイルはないかと調べていた所、iCloud Driveのファイルも結構大きいことがわかり、これも移動できれば良いなあと思い、変更方法がないか調べてみました。
こちらは、さらに全く変更の余地がないという状況でしたが、シンボリックリンクを張ることで可能ではないかというポストがありました。
それでiCloud Drive全体をシンボリックリンクで他のドライブにリンクした所、結局同期を開始する際にiCloudが勝手に物理ファイルをCドライブに上書きしてしまい、思うようにいきませんでした。
仕方なくiCloud Driveの下にシンボリックリンクを作り、そのリンク先を他ドライブにした所、意図した通りにファイルが同期でき、Cドライブ容量の削減にも成功しました。
設定項目が少ないほうが、いろいろ楽な面もありますが、せめてこういう項目くらいは変更の余地を残しておいてもらいたいものです。