ITを人減らしの道具にしなかった日本企業の罪と罰
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木村氏の極限暴論は例によって私には全くの完璧な正論です。
日本のITの成り立ちに対する鋭いご指摘は、間違いないところでしょう。
残念ながら私はそう思いながら、自分でそういう話を堂々と披露する勇気、度胸を持ち合わせていませんので、こんな所でそうだと同調するくらいが関の山です。
私が強いてこの話に追加するとしたら、雇用に流動性がなかったが故に仕事の細分化、明確化がすすまなかったという点も見逃せないと思います。
私の知る限りでは、欧米のITエンジニアの専門分野の粒度は、日本のITエンジニアに比べて圧倒的に細かいです。
その分日本のITエンジニアはいろいろなことを掛け持ちでやっていて、色々なことに精通していると言うと聞こえが良いですが、要するに広く浅くということで、中途半端さは否めません。
結果として誰が何を担当してという情報が極めてあいまいで、仕事のカウンターパートをを探すというかたどり着くということが非常に困難です。
こういう状況に対して我々として取る手段は何があるだろうかと考えてもなかなか妙案は浮かんできませんが、
木村氏が提言されているように日本のIT部門が基幹業務の抜本的な改革を行えるよう背中を押すような仕掛けを行っていく必要がありそうです。
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