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事業仕分けスーパーコンピュータ

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2位じゃだめなんですかという素朴な疑問は、非常に面白いですね。

結局、これも1位として目指すものが何かということが重要ですが、それがあいまいなまま予算をいくら割り振るべしということを決めるのは、やはり難しいということではないかと思います。

皆が単純に理解しやすい目標値は、FLOPs競争かと思いますが、そのゴールのためだけに1千億を超える予算が出るのはやはり納得できません。

かつて本田は、F1に参加する理由を極限状態で戦うことにより、社員が超一流のエンジニアとして育つことを期待するということを言っていました。 でも結局お金が続かずやめちゃいましたが。

ちょっと違いますが、おそらくFLOPs競争のNO.1をめざすことで得られる派生物(経済効果?)が何であるかという説明が必要で、それがあれば(経済効果が投資を上回れば)、2位をめざすなんてことは意味がないという逆の説明ができるのだと思います。

こういう議論になかなかならない所が日本的といってしまえば、それまでですが、こういうことが、いままで全く注目されなかったものが、世間の注目を集めたという意味では、大成功ではないでしょうか。

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