SOAスイート
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SOAは、いわゆるIT業界のbuzzword、つまりはやり言葉ですが、当然、このはやり言葉に便乗しようと、いろいろなソフトウェアメーカが、SOA対応を製品の特徴としてうたっています。
インターシステムズ社も当然、EnsembleでSOA対応が可能ですという宣伝をしています。
Ensembleは、SOAシステムを構築するツールですので、こういうことを言うことは何の問題もないと思いますが、最近、ERPの様な本格的なビジネスアプリケーションがSOA対応を売り文句にしつつあります。
基本的には、既存のERPパッケージを再構成して、ERPの機能をWeb Service対応したものをSOAスイートと呼んでいるみたいです。
一見、こういうERPベンダーからSOAソリューションを購入する方法は、効率が良く、やりたいことが素早く行なえる様な気がしますが、果たしてそうでしょうか?
ERPを導入したとしても、既存のアプリケーションを全て捨てるわけにはいかないと思います。
従って、SOAスイートを導入したとしても、既存アプリがすぐSOA化できるわけではないと思います。
もうひとつ、付け加えるとすると、SOAの本質は、自主独立ということだと思いますが、ベンダーのソリューションに全て依存するというのは、やはり矛盾しているような気がします。
SOA戦略の要としてSOAスイートを捕らえるのではなく、あくまでも1要素にすぎないという立ち位置が妥当ではないかと思います。
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