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ワクチンの寄付枠と宝くじ付きワクチンが日本を救う

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日本のワクチン接種が1日80万人にまで拡大というニュース6月4日に流れ、医療関係者や高齢者への優先接種も終わりが見えてきました。次は一般枠への接種開始となり、大企業の産業医や大学を使うなどの方針が出てきています。そこで私は、ワクチンの寄付枠を設けることを提案します。

入札で1日5万人程度の人がワクチンを優先的に摂取できるように

もちろん、すべての一般接種枠を寄付した人が奪い取るという状態は好ましくありません。100万人とか50万人とか接種するうちの一部で1割程度の5万人ほどを寄付枠で寄付した人が優先的に摂取できるようにしようというのが実施案となります。

1日5万人というのはいくら以上とは決め難く、またオークションで競るのも混乱を招きます。1日1回入札可能にして、各自が寄付してもいいと思う金額を応札する方式を考えます。
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寄付であつめた資金はワクチン接種宝クジに活用

「多額の寄付をいただき」ってことで著名企業の会長が優先的にワクチン接種していたとかいう週刊誌報道がありました。世間はそういう、お金で優先度が上がることを「上級国民」とレッテルを貼って叩くことに熱を上げています。

しかし、ワクチン優先接種の寄付で集めた資金を有効に使えば、賛成する人が増えるでしょう。使いみちとして医療関係者への還元とかいろいろ考えられますが、ワクチンのために寄付できない人にもメリットが出ることを考えると、 ワクチンくじ の資金に使うことが望ましいでしょう。

一般、特に重症化の確率が低いと考えられる、若い人にはワクチンは別に接種しなくてもいいかもという、気が進まないことに感じられるでしょう。しかし、もし、100万円が当たるかも といいうクジがつけば接種してみようかという意欲も湧くと考えられます。感染拡大を防ぐためにより多くの人が接種した方がいいというのがワクチンであり、モチベーションが低い人も打ちたくなるというのは社会的に意義があることです。

ワクチン寄付枠は、寄進帳方式で氏名公開も選べるように

しかし、本来は、寄付をすることは社会的に称賛されるべきことです。ワクチン接種が紐づくと、週刊誌が探り出してゴシップとして報道するとか、ソーシャルメディアに書かれて噂になるという悪いリスクが考えられます。

そこは、氏名公開も選べるようにして、堂々と、ワクチン接種が進むためにも寄付して接種を受けたと公言できる状況を作るのが望ましいでしょう。

昔は高額納税者リストの上位に載るというのは誇るべきことでありました。それだけ多く税金を収めて日本の国家と地方の財政に貢献しているという証です。

寄付者リストに名前が載ることが、社会的にメリットが有るとなると、奉加帳方式で「Aさんが100万円なら自分も100万円寄付しよう」とかいう横並びで寄付が増える効果も期待できます。寄付額を載せることのメリットがでて奉加帳方式が廻っていくのかは疑問もありますが一つのアイディアではあります。

ワクチンで抗体ができて、行動制限から除外される人が増えると経済も回復が早まる

アクティブに寿司屋デートとか、ゴルフ後に会食とかやって散財したい人は、今我慢を強いられています。そして、そういう高級料理店や遊興施設は苦境に陥っています。そういうなか、限り有るワクチンを有効に使い経済活動をより早く活性させるには、寄付してでもワクチンを早く打ちたいという人がワクチンを接種することが重要です。

それは、直接的には一般庶民には、還元されないように見えますが、旅行、宿泊、飲食業の売上が回復していくことは従事する人々、そして仕入先や取引先にとり重要なことです。

接待を伴う飲食店が特に大変とか、それぞれの時期にいろいろな報道があったのですが、寄付枠でワクチンを接種してでも営業をしやすくしたいという方もこの制度を有効に使えるでしょう。

「上級国民」批判を超えて、金持ちの贅沢が自分にも回るという理解を

元高級官僚が起こした事故で優遇されたのではとか、接待を受けたとか、今日本は不平等に特に敏感です。しかし、ルールを破って便宜を図るとかいう不公正なことと、お金持ちが寄付で優遇を受けるとかいうことは分けて考えるべきでしょう。贅沢は敵だと高級な服飾や宝飾を禁じたら、それで困るのは作ったり流通させている一般庶民だったりします。

金持ちと貧乏人がいて、健康で長生きできる人と持病をもって生まれて苦しむ人がいるとか、とかく世の中は不平等です。かつてはこの不平等を、宗教とか倫理観が埋めていました。今の日本は宗教観や倫理観とか、公職にある人や医者や教師を尊重して尊敬しようとかいうかつてあった規範がかなり薄れています。ワクチンの寄付枠は、かつての宗教感や社会規範がかなり壊れた日本を修復する手立てにもなることを願っています。

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