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新幹線運転士トイレ問題が日本を救う?寛容社会への転換

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新幹線の運転士が、走行中に離席して トイレに3分間行った ことが問題になっています。

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JR東海は規定で、運転士が体調不良になった場合は指令所に指示を仰ぎ、車掌に運転資格があれば交代させ、なければ停車すると さだめているそうです。今回は指令書に指示をあおがず車掌に交代してもらおうとして運転士不在の状況を作ったということです。

世間の反応は運転士二人乗車だが

この問題にたいして、「車掌も運転士資格をかならず持たせろ」とか「運転士二人体制にしろ」いう人の拡充を求める声をよくみます。しかし、人手不足は深刻であり、かつ自動化が進む中で予備の運転士登場を理由に新幹線の料金値上げが通るという情勢にあるとも見えません。

遅れや臨時運休などを許容する寛容社会を目指せ

新幹線のトイレ問題は、規定通り、トイレのための緊急停止を許せば解決します。運航司令が緊急事態と認知して許可して停車。ダイヤの乱れを許容すればいいわけです。

もちろん、一つの列車が遅れれば後続の列車に遅れが波及するでしょう。乗客はぎりぎり間に合ったかもしれない用事に遅れる人も多数でるでしょう。それだけ大きなことだからと、問題になった運転士は規定違反をして車掌に運転を代わってもらおうとしました。

この問題は、遅れや臨時運休に厳しい日本社会の側が変わって、緊急事態を受け入れることでの解決を目指すべきと考えます。今までの日本は現場が「命令違反」をしてでも結果に問題を生じさせないという規範をよしとしてきました。

しかし、こういう、現場でどうにかやって辻褄を合わせる行動が、医薬品の品質問題やひいては、デジタルトランスフォーメーション(DX)を妨げる要因になっていると考えます。遅れてはいけないとかの行動規範がルールを守ることを妨げ、ルールを守らないことが問題を表面化させないわけです。

新幹線も諸事情で遅れることがあるのだから、仕方ないと受け入れる、そういう寛容社会へと日本が変わることが多くの問題を解決します。緩くがんばらずにいる、人の成功を妬まず有名人の不倫とかのスキャンダルとかも気にしない、そんな社会を私達一人ひとりがめざせば、日本も変わる!そう願っています。

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