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3密の本質「換気、少人数、沈黙」に変わろう

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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、咳エチケット、手指衛生等に加え、「3つの密(密閉・密集・密接)」を避けてください、とう呼びかけが続きます。しかし、経済活動再開に伴う新型コロナの感染拡大は止まらないかのように見えます。
ここで私は、新型コロナ対策を再定義して、3つの密でなく、「換気、2人以下、沈黙」という呼びかけに転換すべきと考えます。
FireShot Capture 407 - 3密を避けましょう! _ 島原市 - https___www.city.shimabara.lg.jp_page6541.html.png
というのも、感染要因として、接触感染、飛沫感染に加えて、エアロゾル感染(微小な飛沫による空気を媒介とした感染)の影響が大きいと分かってきたからです。

そして、呼びかけの絵でも示される通り、換気が悪くて、大勢集まり、会話や発生することがリスク要因です。スポーツクラブのクラスター感染も更衣室でマスクをしない密な会話が原因だと分かってきました。特に、おしゃべりを始めるととまらない女性の会話がリスク要因とされ、スポーツクラブでの女性の感染が目立っています。

昼カラオケも密な会話と発声が問題です。

ホストクラブや、キャバクラでの感染拡大も、換気が悪い場所で、大勢集まり、会話することが原因と考えられます。密接な会話がうりものの店も、屋内での営業はあきらめて屋外のみで行う、大人数は集まらないで2人とかだけの個室で換気を行う、会話はおこなわずオンライン会議システムを通じて話す とか対策を行えば 状況は一変すると考えられます。

感染症の専門医という触れ込みで新宿二丁目の新型コロナ感染ガイドラインを作った岩室紳也医師の専門は性感染症です。新宿の夜の街を中心とした感染拡大が止められてない今、岩室医師の指導には疑問を持たざるを得ません。

キャバクラやホストクラブは、屋上や路上の屋外限定で換気度合いを上げる、集まる人数も減らす、会話は減らす という根本的な対策を取らなければ安全な営業は不可能でしょう。

演劇についても似た状況にあります。屋内での大声の発声ということを維持したままではリスクを拭えません。クチパクで演技してボイスオーバーとか、上演は当面屋外か、屋内に準じるほど換気がいい サーキュレーターを大量稼働させた環境で行うのが 安全確保に必要でしょう。

「3密」を今一度基本から見直し、「換気、少人数、沈黙」という基本に立ち返り、どこまで緩めても大丈夫かを探る、そんな発想の転換が今求めれていると考えます。

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