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新型コロナ対策、接触8割減の行動目安は「3密と夜の街0、外出週1、出勤週3」

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新型コロナウィルスで緊急事態宣言の発令され、「接触8割減」という目標値が出ました。しかし、これが意味するところが、よくわからないとか、無理では?という発言も出て混乱しています。

その謎をとく鍵が、専門家会議の尾身茂副座長のNHKでの説明および、あかざわりょうせい 衆議院議員のツイートでわかりました。

https://twitter.com/ryosei_akazawa/status/1247885779180769280

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3密と夜の街は、「集近閉と大声」と私は解釈しているのですが、閉鎖空間で集まって声を出すというのは非常に危険です。集まって宴会とかカラオケとかも駄目だと。

外出は、人混みでの買い物とか人が集まる場所へでかけることを想定して、なるべく買い物に行く回数を減らすのが大事でしょう。スーパーマーケットにマスクしていってほぼ無言で買って帰って、接触感染に気をつけて帰ったら手洗い なんていう注意した上で出かける回数を減らすのが大事でしょう。

最後の、仕事出勤週3、もしくは4割減は 在宅とかならいいのでしょうが リモートワークできない仕事も多いでしょう。可能ならばオフィスに出る、外回りして顧客に会う、とかを4割減らすことで 接触を減らせます。 この意味するところは、リモートワークできない業種や業界であっても人手を減らすとか、何か工夫して 仕事でのリスクを減らす努力をすべきということを意味します。

今まで、「自粛」による経済的打撃が、飲食店や夜の街、高級食材生産者など偏っていたのですが、いよいよ広範囲に経済的打撃を分かち合わねばならないことも意味するでしょう。「仕事を止められない」というのは分かりますが、新型コロナ対策のために仕事のありかたや定義を変えて対応していかねばならない事態に直面していると考えます。

食料品店などでの接客の仕方、受け方も考え方も変えていくべきでしょう。ビニールをたれ下げた、セブンイレブンのカウンターの写真が出回ってましたが、こういった仕切り類が増えてくることで仕事での接触を減らしていく取り組みは継続的に行うべきでしょう。

日本的なコロナ対策で正念場を乗り切ろう

営業自粛要請を出したら保障も必要になるだろうけどまだ準備できない。そうは言っても、コロナ対策は今すぐ始めねばならない、そんな制約があるなかで日本は、社会の仕組みの変革、行動の変革、を迫られています。この緊急事態は、世界の他の国から比べるとかなり遅くやってきたように見えます。しかし、新型コロナウィルスに中国の次に直面したのは日本であり、「理由の説明がつかない」などと不思議がられながら危機の到来を遅らせ、死者の爆発劇な増加も最小限に抑えてきたと言えます。

そんな日本が今こそ迎えた緊急事態宣言という正念場にあり、私たち、国民一人一人が行動や働き方を変え、感染予防と流行の沈静化に貢献することが求められています。

国家が私に何をしてくれるのかではなく、私が国家に何をできるか、そしてそれが自分のためにもなる そんな意識と行動の変化が今必要でしょう。

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