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体験的海外出張の準備、1ヶ月前からの注意点と7つの持ち物

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外資系企業に勤めてから25年ほど、海外出張に何度も行って、先週ニューヨークに行ったあと来週はダブリンへという生活を送っています。そういう数多い出張なかで、失敗から学んだ注意点を時系列にまとめてみました。手遅れとなる前の確認にぜひお役立てください。また便利と思ったグッズ類もご紹介しています。

1:1月前に、予備のクレジットカードを用意、ホテルが選べるならバスタブ有無を確認

海外旅行でクレジットカードというのは常識なのですが、不正利用や紛失・盗難などがあるとクレジットカードの番号を変えねばならず面倒です。海外旅行には日頃の決済に使っていない予備のカード、でかつ、利用通知などで不正利用の検知がしやすいクレジットカードがお勧めです。

楽天カードは利用都度の通知機能があるので月次明細をチェックするよりは不正利用に気づきやすい利点があります。
また、写真にある波のマークがあるのはオリコのVisaタッチ対応カードです。タッチ決済は香港の空港では「常識」とされて通常型のカードだと時間がかかると嫌な顔をされたのでスマートに過ごすには欲しいところです。日本の大手、三井住友カードがVisaタッチ対応になり、券面のデザインもエンボス(浮き彫り)の無いタイプに変わったので注目したいところです。

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海外旅行を機にクレジットカードをお勧めするのは、安全性の他に、海外旅行傷害保険の積み増しという面もあります。持っていれば保証される保険が自動付帯のカードは1枚で200万円とか300万円とかの補償ですが、大きな病気や怪我にあったときにはそれらの補償を足してまかなえるとされます。オリコの場合、VisaタッチやMaster Cardのタッチ決済対応があり、年に1回利用があれば年会費無料になり、自動付帯の海外旅行保険が付くので、海外旅行の利用向きのカードです。

安心の予備という点ではプリペイドカードもあります。ただし、ホテルに宿泊するときのデポジット補償として使おうとすると一旦お金を先払いして返金という扱いになるそうなのでそこは要注意です。

また、ホテルを選べるなら、バスタブが付いた部屋を選ぶように注意しましょう。ない場合シャワーだけとなって「風呂」気分を味わえなくなります。

2:出張3週間前にパスポート現物を手にとって有効期限も確認ついでにESTAも申請

海外旅行手配ではパスポート番号が必要になるのですが、パスワード管理アプリの番号とかスキャンしたデータとかで済ませたことがありました。しかし、出張前日にいざ、パスポートを使って出張しようとしてパスポートの現物がないことに気づいたことがあります。いくらさがしても出てこず、前の出張の時に使ったカバンにいれたままカバンごと捨ててしまったようでした。

まったく油断としか言いようがありませんが、失敗の可能性はあるので3週間前に手にとってパスポートの有効期限が7ヶ月以上とか十分あることを確認しましょう。有効期限が6ヶ月を切るとか残り少なくなると入国できない国もあります。

入国に、事前の情報登録な国があります。外資系で多い米国ならESTAの取得が必要で入国の72時間前に済ませるようにという注意がされています。

パスポートの有効期限確認と同時にやっておくといいでしょう。

3:1周間前:海外SIMカードを手配か、ローミング可能かを確認

ソフトバンクモバイルのアメリカ割など、有利なローミングサービスも増えていますが、MVNOなどでローミングができないサービスもあります。そういう場合にモバイルルーターのレンタルという手もありますが、使い勝手や費用を考えると海外用のSIMカードを買っておくのが便利です。

いろいろありますが、Amazonなどで買っても納期に何日かかかるケースがあり、急ぐと割高になるケースがあるので、遅くとも1周間前にはSIMカード(パスポートの右)を注文しておくといいでしょう。

私のようにSIMカードが2つ入る携帯電話の場合は事前に海外用のSIMを入れておけて便利です。

そうでない場合は現地でSIMを入れ替えになるのですが、パスポートの右上にあるようなSIMカードリリースピンも一緒に買っておくといいでしょう。小銭入れの小さな袋の方に私はいつもSIMカードピンを入れて持ち歩いています。なお、ペーパークリップでも代用できるので、忘れたときはホテルのフロントでペーパークリップをお願いしてもらってそれで、SIMを入れ替えました。

また、海外SIMはできれば通話可能な方が安心です。台風の余波でフライトがキャンセルとかいうことになると航空会社に電話して早く帰れるチケットを手配してもらうことになりますが、30分ぐらいかかったりするので通話時間に余裕のあるSIMでかけるのがホテルの電話を使えないようなケースでも安心です。

SIMピンを入れる小銭入れにつけているのは靴べらで、アメリカの手荷物検査で靴を脱いだあと履く時に役立ちます。

4:スーツケースは旅先で壊れにくく軽いソフトタイプがおすすめ(1周間前)

スーツケースといえばハードというのが日本の常識ですが、アメリカに行くとソフトケースという枠組みに布で貼った方式が主流です。どっちが丈夫で壊れにくいかというと、旅先で壊れにくいという点では、ソフトケースの方に軍配が上がります。

ソフトケースはナイフで切られて中身を盗まれそうとか、ハードケースのほうが安心という印象がありますが、TSAのロック解除鍵が北米旅行で義務付けられそもそもスーツケースに鍵を掛けないに近い状態になっているので、メリットが薄れました。

ハードケースの問題は以下の4点です。

  1. 空港での衝撃で割れて壊れることがある。
  2. 壊れたら応急処置が困難。ソフトケースはたとえ破れてもガムテープなどで補修が可能だがハードケースは難しい
  3. 開ける時に両側に荷物が入っているため、空港などでパッキングしにくい。機内持ち込みの時に開けるのも大変
  4. そもそも重い

上のソフトケースは私が持っているタイプですが、手頃で軽く使いやすいと思います。

5:電源プラグは、北米でもC型を用意。モバイルバッテリーに3 in 1のUSB電源ケーブルは便利、電源分岐タップも(1周間前)

北米は日本と同じプラグ形状なんですが、飛行機についている電源コンセント(ソケット)は、C型対応も兼ねていて、C型の丸いプラグが刺さっている影響か非常に緩くACアダプターが安定しないケースがよくあります。写真のACアダプターは軽くて安定していましたが、重いタイプのACアダプターを使う方は特にC型の変換プラグを用意した方が安心です。もちろん、200V地域だとBFなど現地にあったアダプターが必要です。

これらの電源アダプターに足して、電源分岐タップもあれば、複数の機器を使えて便利です。出張先で電源がふさがっている時に3分岐のタップがあれば、使える口を増やしながら対応できるので相談しやすくなります。

また、大きめのモバイルバッテリーは必需品で事前に充電しておきましょう。モバイルバッテリーは飛行機の荷物として預けられないため、手荷物として運ぶ必要があるのが注意点です。

iPhoneやiPadのライトニングとバッテリーなどのマイクロUSB、そして、新しいスマホに多いUSB-Cに対応した3 in 1ケーブルも出張には欠かせません。パソコンの予備にiPadを持っていくといろいろ安心で便利、Macの外付けディスプレイにもというスグレモノですが、電源が繋がらないと無用の長物とかします。そして、モバイルバッテリーやコードレスヘッドホンの充電にもマイクロUSBは必要なのですが、カバンの中に入っておらず、日本でのように100円ショップですぐに買えるわけでもない出張向きにはそろえて置きたいものです。粗悪品も多いのですが、以下は、レビュー探偵 でチェックしてCableCreationは標準判定でした。AnkerとCableCreationは信用できると思います。

日常使いなら安いものを買って、ハズレは捨てるでもありかもですが、出張準備なら信頼性がたかいものか早めにかってテストしておくかしたいところです。

また、軽量のHDMIケーブルがあるとパソコンをテレビに繋げて視聴できるので便利です。マーケティングや営業の人はこういったケーブル類は日頃持ち歩いていると困った時に助かるのであるといい品でしょう。

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6:ふくらはぎ着圧サポーターは飛行機や展示会での必需品、携帯ウォッシュ、速乾性の下着類も(3日前)

エコノミークラス症候群が問題になって久しいのですが、一番の対策は、ふくらはぎを圧迫してうっ血とむくみを防ぐ ふくらはぎ着圧サポーターを着用することです。古来、脚絆とかゲートルとか編み上げブーツとか野外で活動する人たちが愛用してきたふくらはぎを締め付ける装着具類がありますが、ふくらはぎのうっ血を防ぐことで疲れにくくしていると分かってきたようです。

注意点として横になってしっかり寝るときはサポーターは外した方がいいそうですが、機内でのふくらはぎサポーターの着用は推奨されているようです。

マーケティング担当者としては展示会に参加することも多いのですが、ふくらはぎサポーターがあれば、一日中立ちっぱなしでもあまり疲れません。接客業とかの立ち仕事の方にも愛用して欲しいグッズです。

快適系のグッズとしては、携帯のお尻洗浄グッズも事前に買っておきたいところです。海外だと朝のお通じ後にシャワーを浴びて過ごすというパターンが多いので無くてもどうにかなるのですが、時差ボケでお通じがいつ頃来るのか読めないケースもあります。持っておくと安心です。

速乾性の下着類や靴下もあると枚数が足りない心配もしなくて済んで便利です。
シャワーの時に体をTシャツでこするついでに洗濯して、シャワーと一緒に踏んで絞り、予備のバスタオルに巻きつけて踏みつけるとかなり脱水でき翌朝には乾きます。このバスタオルに巻きつけて踏んで脱水はかなり強力なので、ワイシャツ類もこれで脱水可能です。

服飾関係では、コンパクトにまとまるユニクロのインナーダウンにウィンドブレーカーは夏以外は持ち歩き推奨です。軽くて小さくまとまるので予想以上に寒いとかいう場合もなんとか耐えられます。

このサポーターは何度も買っています。色を揃えて多数買っておくといいでしょう。大きめのドラッグストアでも売っていると思いますが、空港の出発ロビーの売店では見たことがありません。忘れたときは重い荷物を抱えていても、地元の駅やターミナル駅周辺のドラッグストアで買っておくのがいいでしょう。また100円ショップでも耐久性はあまりないですが、着圧ソックスは買えるケースがあります。

前日に、オンラインでチェックインして、パスポートも手元に

チケットが実は取れてないとかいろいろな不測の事態がありえるのですが、前日にチェックインして確認をするのが重要です。チケット手配トラブルには遭ったことがありませんが、前日なら苦情を言う先と連絡がまだつきます。空港で立ち往生した人の話も聞きますが、かなり大変なようです。登場する飛行機の時間の勘違いとかも防げるでしょう。

そして、パスポートを手元で再度確認しましょう。この時点でパスポートが見つからないと予定の飛行機に乗れないわけですが。

7:目薬やリップクリームなどの小物類は空港でも入手可、水やお茶ペットボトルは手荷物検査後に補給、日本からのお土産はチョコレート類やKit Kat日本アレンジ版も

乾燥する機内では、リップクリームや目薬などが欲しくなります。空港でも買えるので、忘れても慌てずに手に入れましょう。ミントやガム類も時差ボケで辛いことが多い出張には欠かせません。ミーティング前にミントを配ったりとかちょっとした挨拶の品にもなります。

水やお茶類は持ったまま手荷物検査を通れないため、手荷物検査後に用意する必要があります。水飲み場も待合エリアにあるので手荷物検査後、水筒や空にしたペットボトルに補給で大丈夫です。

また、日本土産はいろいろ考えられますが、渡した時点で受けが良かったのはROYCEのチョコレートとかKit Katの日本アレンジ版でした。これらは空港の手荷物検査後にも買えます。ネスレというスイスの会社が、日本向けにローカライズして成功しているという話から、グローバルリソースを生かした日本向けの施策も大事という話にしやすい点が気に入ってます。

離陸30分前に搭乗するまでが出発

以上、時系列ごとの注意点をまとめました。後は空港に2時間前について出発の30分前には搭乗するようにしましょう。また、旅が増えるほど不測の事態は増えるので、トラブルが起きたら起きたで肚をくくって落ち着いて対処しましょう。大概のトラブルはリカバリー可能です。

地球環境と社会の持続性のためにはなるべく海外出張なんてしなくて済むようになってほしいところですが、現地に行かないとできないこと、会わないと理解しにくいことがまだまだあります。(Zoomなどオンラインミーティングは進化してかなり遠隔地で会えるようにはなりましたが。)出張が要らない時代になるまでは、出張を無事に快適にできるよう対策をとりまた、不測の事態はそれでも起きるという覚悟をもって臨みたいところです。

Have a nice trip. いい旅を。

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