実際のテレワークで分かったベストなマイク
在宅勤務・テレワークをされている方、テレカンではどういったマイクロホンをお使いでしょうか?元々は、そして今もバックアップとしてLogicoolの2,000円弱で買えるヘッドセットを使ってきました。
有線のヘッドセットは1つは持っておきたい
こういう安価で、定評のあるヘッドセットは予備にもなりますし、1つは持っておきたいテレワークアイテムです。ワイヤレスのヘッドセットだと電池切れでトラブルとかいう不測の事態がありえますが、有線ではそこは心配ありません。
気をつけるべきは3.5mm 4極でヘッドホンとマイクを兼ねた端子向けだという点です。ちょっと古いパソコンだとヘッドホンとマイクの端子が別れているので端子の形状だけご注意ください。
問題は長年使っていると耳あてのスポンジが傷んで取れてしまうこと。そして、録音して確認すると声の低音や高音が録音できず、音が小型のAMラジオを通したような音になってしまう問題があります。
毎日のように使うZoom会議用のマイクなので、せっかくだからいいものを探してみようと考えました。
息子に聞くとヘッドセットよりも独立型のコンデンサーマイクがいいといいます。ゲーム実況とかをやるYouTuberが動画を多数アップしており、安くていいパソコン・MacにUSBで繋げられるコンデンサーマイクを勧めているといいます。また、できたらミキサーを買ったほうがいいとも言っていました。
ユーチューバーを参考にコンデンサーマイクを買って気づいたしくじり
テレワーク用のマイクで検索すると、最適なマイク17選とかのサイトがヒットし、また動画でも多くのユーチューバーがお勧めを紹介しています。
そこで勧められる単体のマイクロホンはほとんどがUSBでパソコンと繋げられるコンデンサーマイクです。単一指向性で周囲の音を拾いにくいと標榜するものも多数あります。マイクと口元との距離の大事さも分かっていたので、マイクアームやポップガードとセットになったコンデンサーマイクを選ぶことにしました。6,000円ちょっとという非常に安価だと感じました。
英語のサイトもあってそれなりにメジャーで評価動画もあって安くてお得と考えたのですが、大きな問題がありました。
周囲のノイズを拾いやすいのです。
高音や低音などが損なわれない自然な音という意味での音質自体は十分です。しかし、静かな部屋かノイズキャンセリングヘッドホンで聞くと分かるのですが、エアコンやらMacbookを冷やすための冷却台のファンノイズとかを拾って低音のノイズが入っています。動画にしてはいませんが、食洗機とかのノイズは論外で試そうとも思いませんでした。これは、周りの声とか、鳥や虫の声も拾うことになります。
ユーチューバー達は何本も動画をアップしていて静かな収録に最適な環境が整っているので問題ないのでしょうが、通常の生活環境でテレカンをするには最適ではないという結論となりました。
ユーチューブなら、NGテイクを出してもいいのでしょうが、在宅勤務・テレワークでは多少の騒音ぐらいは気にせずできるようにしたいものです。
周りで話しているような環境ならコールセンター用ヘッドセット
ここで、私がベストと考えるマイクを紹介したいいところなのですが、環境によってはそのベストの答えが違ってきます。すぐ隣で家の人が別のテレカンをしているとか子供が会話しているとかテレビがついている なんていう環境だと、コールセンター用のノイズキャンセリングマイクがついたヘッドセットがいいようです。ここの英語サイトではJabra などのヘッドセットを使い、すぐ隣で他の人が話している状況でも話していることが聞き取れることが分かるでしょう。オフィスで周りの音がある状況でのテスト動画もあります。
ただ、ここのテストで分かりますが、ノイズキャンセリングマイクを使うと、高音や低音が抜けてしまい、音質が劣化していることもわかります。
周りが何人か電話で話しているようなオフィスほどは騒音がない、とはいえスタジオ程はノイズレスでないというワークフロムホームだと、コールセンター向けのヘッドセットはベストではないと考えました。
テレワークのベストを目指すならミキサーとダイナミックマイク
ダイナミックマイクと、コンデンサーマイク、一般的な用途が何かに立ち返って整理して考えてみました。一般環境で使われているのはダイナミックマイクであり、繊細な音を収録するに向くコンデンサーマイクは遮音がしっかりできているスタジオが必要だと改めてわかります。
- ダイナミックマイク:ライブのボーカル、カラオケのマイク、街頭演説
- コンデンサーマイク:スタジオでの録音
そういった原理に立ち返り、ヘッドホンに取り付ける1万円弱するPodMicのAntlion ModMic USB and ModMic Uni Review (with Gaming Headset Comparison)のお勧めに従い、廉価だが定評のあるベリンガーのダイナミックマイク ULTRAVOICE XM8500とオーディオ・インタフェースUM2を購入しました。
(※マイクアームはコンデンサーマイクに付属のもの)
ベリンガーを使ったテスト動画はこちらです。
ノイズをほとんど拾わず、また、高音や低音といった音質的にも良好なことが分かるでしょう。食洗機がついた環境でもこのようにほとんど気になりません。
窓の外で鳥や虫が鳴きという、一般的な家庭での、Zoom会議やテレカンには最適で、これならウェビナーに使っても違和感がないでしょう。
テレビの取材でもZoomなどによるリモート取材は広く使われるようになりました。しかし、スマホ付属の小型イヤホンや、ゲーム用ヘッドセットでは、それ以外の音声との音質の差が気になります。
そういった音の差を小さくするうえでも、周辺ノイズを拾いにくくて音質もいい、独立したダイナミックマイクとオーディオ・インタフェースの組み合わせは在宅勤務にベストなマイク環境だと考えました。
バックアップに安価な有線ヘッドセットも備えつつ、机にはダイナミックマイクとミキサーをセットする、ワークフロムホーム環境をお勧めいたします。