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AERAとか東洋経済は、安易なグルテンフリー本が売れればいいと思うのか?

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新興ネットメディアの安易な記事が炎上したのは記憶にあたらしいのですが、朝日新聞や東洋経済新報社という伝統的企業が運営する媒体でも怪しい記事は止まっていません。

aera.asahi.comで こういう記事が 公開されています。

「パンばかり食べる人」がひそかに陥る不調

フォーブス弥生:一般社団法人グルテンフリーライフ協会 代表理事2016.11.21 15:41東洋経済#健康#食

・グラノーラは塩分が控えめだから、朝食にピッタリ!
・全粒粉のパンはカラダにいい
・パスタの食物繊維で美容効果が期待!

 そんな間違った情報や思い込みが一般に広がっています。では、いったいなぜ、これほどの症状が現れてしまうのでしょうか。

タイトル的には、炭水化物が主体のパンばかり食べると栄養のバランスが偏るから問題だよねと見えるんですが、記事を開くと、パンじゃなくてグラノーラや全粒粉にパスタの食物繊維を一般論として批判しています。だいたい、アレルギーはどの食材でもありえます。蕎麦は一般に血糖値上昇度合いも低くて小麦より健康にいいとかいいますが、そばアレルギーの人が摂取したら大変なのは確かであり、そういうことを言い出すときりがありません。

多くの人にとっていい食材が一部の人は避けるべきということはままあるわけです。

そういう中でのグルテンアレルギーを多くの人に勧めるのが、グルテンフリーという活動です。

どの程度おかしいのかというと

ソバアレルギーで困っている人も居るのでソバは避けましょう、

と言い、それがあまりに変なので見出しは無難に「ソバばかり食べる人」がひそかに陥る不調

とか、マイルドにしちゃうようなものです。

出版不況の折に、本が売れればいいとか、ペイパブで広告費が取れればいいとか易きに多くの出版社が流れ、朝日新聞社や東洋経済新報社もはや矜持なんて言っている場合じゃないのでしょう。文藝春秋社は、「がんと戦うな」系の本をいっぱい出し、ついには近藤誠医師の反ワクチン本も出しています。多様な説を異端だからと見捨てないのもメディアの役割かもしれませんが、新聞雑誌でネットにフェイク記事が溢れていると書く一方でこのデマとしか言いようがない記事を垂れ流すのはそろそろ止めて欲しい。そう願います。

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