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警告:電気ケトルは「熱々のヤカン」床置き禁止!

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熱々のヤカンを畳の上とかに置く人は居ないでしょう。危ないと分かっているからです。
しかし、電気ケトルの多くは床に置かれ、乳幼児の手の届く範囲で使われています。これは大変危険なので、すぐやめて台所の台の上とか乳幼児の手の届かない所に置きましょう。

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20121128_1.pdf

電気ケトルの転倒等による乳幼児の熱傷事故にご注意ください via kwout

国民生活センターも昨年11月末に注意喚起を出しています。そこでの事故例は、全て、電気ケトルを床に置かず、またコードを引っかける危険の無い場所、例えば台所の調理台の上に置いておけば避けられました。

手元ですぐお湯が沸かせる電気ケトルは便利ですが、その便利が危険の要因になりえます。要するに「ヤカン」だという認識で、沸騰した鍋と同じつもりで扱うことが重要でしょう。

(3)医療機関ネットワークを通して寄せられた情報
医療機関ネットワーク事業に参加している病院からの具体的な情報は以下
のとおりです。被害程度の内訳は、中等症4件、軽症 11 件。
※中等症=生命に危険はないが、入院を要する状態
※軽症=入院を要さない傷病
○床に置かれていた電気ケトルを倒してしまった事例
<事例1>
電気ケトルを床に置いて使用していた。乳児がはいはいをして電気ケトルに
触れて倒したようだ。家族が乳児の泣き声に気付いて見ると、乳児の体に電気
ケトルのお湯がかかっていた。
(顔、胸の熱傷 中等症 0歳 平成 23 年 11 月発生)
<事例2>
電気ケトルを居間の床に置いていたところ、乳児が電気ケトルを倒してしま
い、熱湯に触れ、両手に熱傷を負った。
(手の熱傷 軽症 0歳 平成 24 年 1 月発生)
○電気ケトルのコードを引っ張り、倒してしまった事例
<事例3>
引き出すタイプの家具に炊飯器と一緒に電気ケトルを置いていた。台は引き
出された状態で、幼児が電気ケトルのコードを引っ張ったようだ。台から落下
した電気ケトルからお湯が流出し、足に熱傷を負った。
(足の熱傷 軽症 1歳 平成 23 年 11 月発生)
○電気ケトルのコードを引っ掛けてしまい、電気ケトルが落下した事例
<事例4>
お湯を沸かしていた電気ケトルのコードを足に引っ掛けて、電気ケトルが落
下した。こぼれたお湯で熱傷を負った。
(胸、背の熱傷 軽症 8歳 平成 23 年8月発生)

この電気ケトルで事故という話、なかなか減らないのは注意事項が浸透していないからでしょう。事故防止の最大のポイント、電気ケトルは熱々のヤカンである ということが広まることが重要と思います。

 
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