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時事通信の「母乳から微量の放射性物質」という記事がひどすぎる件

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乳児を抱える親御さんにはショックなニュスでしょう。時事通信が以下のように

母乳から微量の放射性物質=市民団体が検査-福島

福島など4県の女性9人の母乳検査で、茨城、千葉両県の4人から1キロ当たり最大36.3ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。(2011/04/20-20:14)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042000827

という記事を報道しています。

ただこれは検査日という重大な情報が欠けている誤解を招く悪い記事です。共同通信によると、欠けていた検査日の情報、また、2回目の検査で低下したという知りたいことがしっかり書かれています。

3月24日と30日に1人約120~130ccずつ採取した母乳を民間の放射線測定会社で分析。

 千葉県柏市の産後8カ月の女性から36・3ベクレル、茨城県守谷市の女性から31・8ベクレルを検出した。茨城県つくば市の女性2人からもそれぞれ8・7ベクレル、6・4ベクレルを検出。守谷市の女性は2回目の検査で8・5ベクレルに低下したという。

http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042001001060.html

この検査タイミングは水道水が乳児の飲用(粉ミルクなど)には不適切とされて問題になった時期であり、水溶性の物質であるヨウ素を摂取すれば母乳からもある程度出ることが予想されまたそのことも説明されていました。

不安だけを煽る記事を流した時事通信は深く反省し、直ちに改めるべきでしょう。

追記:
この検出の物理学的見解はこちらでまとめられています。
http://togetter.com/li/126101

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