スルガ銀行に見る、エンゲージメント時代のスポンサーシップ
サッカーでの国際タイトルマッチ、「スルガ銀行チャンピオンシップ 2010 TOKYO Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・スダメリカーナ 王者決定戦」が去る8月4日に行われました。ガンバ大阪、大分トリニータと続けて日本チームはホームで敗れていたのですが、今年初めて日本のチームが勝ち、「じゃあお世話になったし優勝記念預金とかできないかな?」という声が盛り上がりました。 スルガ銀行|【お詫びと訂正】Twitter発 スルガ銀行チャンピオンシップ優勝記念キャンペーン - ニューミドルマンを目指して via kwout
私も同じファンとして実現しなかったことは残念ですが、顧客やファンの声を真剣に聞き行動する企業として大いに好感を持ちました。 >>>>>> ツイッターはネットマーケティングとサッカーネタを中心に頻繁に書いています。是非フォローして、交流を広げる一助にお使いくだ さい。 お断り:
本 ブログでの坂本英樹による投稿やコメン トは、あくまで個人の主観に基づくものです。現在および過去の勤務先の意見や見解を表すものではありません。
エンゲージメントが大事な時代に求められるスポンサーシップのあり方:
スポーツに対して企業がスポンサーになるのは、知名度向上とか販促に使う、場合によってはプロモーションでコンタクト情報取得に使う(学習塾のスポンサーデーとか)いろいろな目的が考えられます。そういう中で、企業との結びつきやつながりが重要となる今のソーシャルメディアが重要となった時代においては、エンゲージメント作り としてスポンサーシップを考えることがより重要になってきたと思います。
率直に言ってサッカーをはじめとするスポーツのスポンサーシップは単なる宣伝と割り切るには難しいところがあります。下手に撤退すると、チームが消える引き金を引いた企業として長く恨まれる危険性があります。あえて名指ししますが、ANAは横浜フリューゲルスを消滅させた企業としてJリーグファンの一部から10年以上にわたって恨まれ続けています。
逆に支え続けることやうまく撤退することで、スポンサーを降りても感謝され続けることもあります。
スルガ銀行の姿勢は、スポーツを応援するというちょっとややこしいことをやり遂げられる、ファンや顧客の声を聞き真剣に考え、行動できる企業のひとつの例を示したのではないかと思います。