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人前で話す時最大のコツは、聞き手の目や顔を見ること

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同僚や上司とちゃんと話す時には、目や顔の表情を見ながら話すと思います。Eメールを書いている上司や同僚にちょっといいですか?と話しかけて、了解をとって100%の注意を向けてくれる相手をしっかり見ることは、表情やしぐさといったボディランゲージで反応を得て、言外のニュアンスや気持ちを汲み取る材料になります。

家族と話す時も同様でしょう。子供の気持ちが分からないと悩む親は多いのですが、しっかり気持ちと顔を向けて子供をしっかり見て話を聞こうという姿勢を見せたら、それなりに状況が分かるように思います。電話、Eメール、チャットにTwitter、便利なものがあふれるこの世の中でわざわざ直接話すからには、しっかり五感を働かせながらニュアンスを汲み取ろうという気持ちを持ちたいと思うわけです。

大勢の前で話す時は、なおさら、聞き手を目を見て話すべき:
あまり人前で話す機会があるわけじゃないのですが、だからこそ、たまに話す時は聞き手の反応が気になります。なので、自分の話がしっくり伝わっているのか、そうじゃなく拒絶されているのか様子を伺いたくなります。

そのためには、聞き手の目を見て話すのが最善の方法だろうと思います。もちろん、大勢の前で目線を注げる人は限られるわけですが、しっかり一人を見据えて話して、目線を感じて反応が返ってくるくらいの間はじっくり特定の人を見ているのがいいようです。もちろん、好意的に聞いてくれそうな人から見て心を落ち着けながら徐々にハードルが高そうな人に目を移したりするわけですが…。

目を見て話すと、反応がわかり早めに対処できる:
もちろん、反応がいまいちで、こりゃまずいという状況も起こりえます。聞き手が予定と違ったとか、前の話者が似た話をしてかぶったとか、ともかく何が起こるかわかりません。

なぜこんなことを書くのかというと、「反応が悪くてこりゃ最悪」なんていう講演は実はそう珍しいものではないからです。もちろん聴衆みんながそう思うかまでは分かりませんが、最近参加したいくつかの講演会でもそういう厳しいセッションはけっこうありました。

そういうときに聴衆を見ながら話していれば、早めの軌道修正が可能です。司会者に助けを求めるとか、一旦途中で切って質問や意見を求めてそれで疑問を解消するとかです。

昔の話で恐縮ですが、NIFTY-Serveのオフ会では、オンラインでディスカッションを重ねた人同士ということで、ボコボコニ遠慮なく意見を言うことがそう珍しくありませんでした。ただそれは、親しいからできることであり、通常は難しいと思います。そこまで親しい関係でない場合、不満は溜まっていくだけですから。

そこを汲み取っていくためにも、聴衆の目を見て話していくことが大事と思います。

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本 ブログでの坂本英樹による投稿やコメン トは、あくまで個人の主観に基づくものです。現在および過去の勤務先の意見や見解を表すものではありません。


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