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On Vox: 90年代を彷彿、活発な国際通信市場への投資

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最近は国際通信市場の動きが激しい。

 

ちょっと古いが、3月5日、AT&Tは、海外ネットワークの拡充を狙って、10億ドル(1000億円強)の投資を発表した。昨年は7億5000万ドルだから、約3割の増加ということになる。投資先はアジア向け海底ケーブル、アジアおよび欧州のイーサネットワーク拡充が主となる。

 

アジア、欧州網の拡充は、AT&Tだけでなくベライゾン・コミュニケーションズ(米第2位の電話会社)も力を入れている。もちろん、これらの国際幹線網はIPv6対応。また、グーグルも独自にコンソーシアムを組んでアジア向け海底ケーブルの敷設プロジェクトを始めている。

 

このようにアジア向け海底ケーブルは新規敷設による拡張が続いているが、中国、インドなどの需要が拡大しているため。正確な数字はわからないが、北京オリンピックの影響で中国本土向けも逼迫しているらしい。

 

数年前まで、どうやって海底ケーブルのトラフィックを埋めよう悩んでいたのは嘘のようだ。1990年代の国際通信ブームを思い起こさせる。日本では、行政もメディアもこの分野には無関心。まあ、日本の事業者も着々と中国などにデータセンターを建設しているが、国際幹線回廊を整備すると言った大きなビジョンにはなっていない。欧米ではプライベート・イクイティー・ファンドがこの分野に顔をだしている。とすれば、日本も商社さんが、この分野に手を出しているのだろうか(←小生は不勉強で知らないが)

 

小池良次(www.ryojikoike.com

 

Originally posted on ryojikoike.vox.com

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