はじめまして村井 亮と申します。
はじめまして、本日よりITMediaでオルタナティブブログを書かせていただく村井 亮と申します。各方面でご活躍されている諸先輩方と同じ空間でブログを書く機会を頂戴しまして大変感謝しております。 自己紹介をさせていただきますと、前職は金融機関で仕事をしていました。その後2002年より起業準備をし、2003年には今のSNSの研究を母校でもある慶應湘南藤沢キャンパスのメンバーと行っておりました。12月には期間限定で慶應SIV(SFC Incubation Village)の六本木ヒルズでの会合にてビジネスSNSの実験を行い、起業家、投資家、会計士や弁護士などのマッチング実験を人数限定で開催させていただきました。日本のコンシューマー向けのソーシャルテクノロジーが2004年に産声をあげた年にはソーシャルテクノロジーを主軸として、ビジネス to ビジネスのソリューションを提供する会社として社内SNSパッケージを国内で最初に開発、販売をして参りました。MixiさんやGreeさんと異なるのは色々な形のソーシャルテクノロジーを開発しては、それを舞台裏から広める側に立ってきたということです。 今回、ブログを書かせていただく上で現代をMicrosoftのビル・ゲイツ、Appleのスティーブ・ジョブズ、Googleのラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンなどまさしくITルネッサンスの時代と捉え、壮大なる人類の進化の歴史という視点から皆様とこの体験を共有していきたいと感じました。 地球は46億年前に、生命は約40億年前に原始生命として誕生し、人類の祖先は気が遠くなるほどの時間をかけて進化してきたと言われています。最初は小さな微生物でした、それが困難に直面する度に数々の進化を繰り返してきました。22億年前と6億年前には全球凍結を2億年前には巨大隕石の衝突を経験し、生命は何度も絶滅の淵に追いやられたと言われています。2億5000年前にはスーパープルームによる大噴火が地球の内部から起き、生物の95%が死滅する大量絶滅が起こったと言われています。その後、恐竜の時代があり、700万年前にはアフリカに最初の類人猿が登場したと言われ、以降も実に20種類もの人類が生まれては消えて行ったことが最近の研究でわかってきています。 46億年を1年間の地球カレンダーに換算するとSNSの歴史はまだ1秒にも満たないですが、1929年にフリジェシュ・カリンティが小説『鎖』の中で5人の知人を介すると世界中の誰とでもつながると述べてから、1967年にはイエール大学の心理学者スタンレー・ミルグラム教授がスモールワールド実験を行い、アメリカ国内における人から人へのHOP数が平均5.83人であることを証明しました。それが『六次の隔たり論』として呼ばれ、1993年にはあのウィル・スミスも出演する『Six Degrees of Separation』という映画が放映されます。1994年には米国でケビンベーコンゲームが流行し、1997年にはsixdegrees.comというサイトがソーシャルネットワーキングサービスを最初にインターネット上で提供します。このサービスはそこそこ広まったそうですが、その後、サービスは閉鎖してしまい残念ながらあまり当時の記録が残っていません。今のような本格的なトレンドになったのは2002年のFriendsterが登場してからであると言われています。このソーシャルテクノロジーはその後、facebook、myspace、YouTube、twitterなど様々なサービスで応用されるようになり、IT業界におけるパラダイムシフトを起こす一因ともなっています。 このブログでは、ソーシャルネットワーク業界の裏側も含め、全般的に幅広く色々な事柄を取り上げて参りたいと申します。至らぬ点も多々あると思いますが、メディアとしてのブランドに泥を塗らないよう気を引き締めて参りたいと思います。今後ともよろしくお願いします。