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あらためてコーチングの基礎にもどる

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今から20数年前、後輩のアメフト部のコーチをしていた私は、選手を叱るしか能がないド素人コーチでした。その時、何とかコーチングを体系的に学べないものかとたどり着いた本は、武田建氏が著した「コーチング 人を育てる心理学」(誠信書房、1985)でした。武田氏は当時、実績ある関西学院大学のアメフト部の監督であり、心理学の専門家でもあったので、まさに私のニーズにベストフィットした本でした。ただし、当時、コーチングという言葉は一般的ではなく、不思議な単語と感じたことを覚えています。

この本を読んでまさに目からウロコ、私の叱り飛ばすコーチングは選手の育成にまったく役に立たないどころか、逆効果であることを知ったのでした。

氏は褒める技術とその効果について解説されていますが、技術の無いコーチが段取りを踏まずに褒めても効果がなく、また、当然ながら、叱り飛ばすこともまったく逆効果であることを説いたのです。

さて、氏がこの夏、同書を改版した「コーチングの心理学」(創元社、2007)を発刊しました。この最新刊ではアメフト色をできるだけ無くし、学校や会社、スポーツなど様々な場面で応用できるコーチング技術を平易に解説されています。今ではビジネスコーチングというカテゴリもできて、巷では難しい理屈がいろいろ解説されていますが、この本は実に平易である点が特徴です。20数年ぶりに氏の著書に触れ、あらためて自身を猛省する次第です。

皆様には釈迦に説法かもしれませんが、ご興味のある方はぜひ。

武田建のコーチングの心理学 武田建のコーチングの心理学
武田 建

創元社  2007-07

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