オルタナティブ・ブログ > 日本のITは世界を制す!? >

プロダクトマネジメントとイノベーション

DXとは無人経営のことだ(IT化と何が違う?に対し)

»

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を毎日メディアで見るようになるにつれ、「それIT化と何が違うの?」という質問や解説もたくさん見かけるようになりました。

残念ながらそれらの解説が非常にわかりにくいので、お客様はもちろんIT業界の人も禅問答をしているようです。DXは事業改革を伴わないとダメという人もいますが、その「改革」の意味が曖昧です。まるで言語が異なるたくさんの人が集まって伝言ゲームをしているようです。

私はDXを業務の無人化ととらえています。

IT化が業務の効率化を意味してきたのに対し、DXはさらに飛翔して業務からヒトを無くす改革と考えています。ROIの考え方も分母に人が来ないので(人件費が入らないので)大胆な投資を可能にします。その代り人は別の場所で意義を見出さねばなりません。

DXのためには設計の中心はデータになり、業務の最初から最後までがITのみで完結するようにデザインし、人が関与すべきではないというのが私の考えです。

無人化された業務の集合体は無人経営になりますね。

Comment(0)