次のデスクトップOSはOracle?
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ご存知の通り、デスクトップOSのシェアはMicrosoftが90%を超えてダントツ、というか、独り占め です。この牙城を崩すOSは現れるのでしょうか?
先日のLinuxWorldではErik Raimondが、次期デスクトップOSの座をLinuxにもたらすためにはより多くの画像・動画対応ソフトが必要だ述べたようですが、VA LinuxのファウンダーであるLarry Augustinは反対意見を述べています。Larryは、LinuxがサーバOSに進出できたのはOracleがLinuxをサポートしたからであり、デスクトップLinuxにもこのようなキラーアプリの移植が必要だと主張していますね。この見方には賛成です。
ただ、LarryはそのキラーアプリはIntuit(家計簿ソフト)であると言っていますが、デスクトップOSを切り替える理由は個人より法人の方がトップダウンで現れやすいことを考えると、主人公は法人のキラーデスクトップアプリになるのではないでしょうか。
例えば、全社の基幹システムがOracle社のERPやCRMで統一されたとすれば、社員の就業時間の大半はOracle+OAソフトを操作する時間で占められるでしょう。であれば、Oracle社がデスクトップOSを提供し、メールやブラウザも載せ、サポートも一括で提供する方が合理的です。シンクライアントを目指すのであれば、仮想サーバもOracleが提供するべきでしょう。
この前提は社員が真面目に業務アプリケーションを使うということですが(笑)、サーバ側Linuxに食指を伸ばしているOracleは、念願の打倒MicrosoftをデスクトップOS側からも仕掛けることができそうです。
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