オルタナティブ・ブログ > Alternative 笑門来福 >

ソフトウェアは私たちに幸福をもたらすことができるのか

おかげさまで東証マザーズに上場いたしました

»

 (こちらでのご報告が遅くなり申し訳ありません)

 おかげさまで、インフォテリアは去る6月22日に東証マザーズに上場いたしました。

 1998年9月1日の創業から8年と9ヶ月。この間、多くの方にお世話になりました。この日を迎えることができたのも、お客様、取引先の皆様、株主の皆様などこれまでご支援をいただいたすべての方々のお陰であり、深く感謝し、御礼申し上げます。

 私がソフトウェア開発を生業としはじめたのが、熊本大学に入学した(と言っても卒業はしていませんが...)18歳のとき。あれから既に25年の月日が経ちましたが、私にとってソフトウェアの魅力はいささかも色あせず、以来一貫してソフトウェア開発を生業としてきました。その間、特に世界的ソフトウェア開発企業であったロータスでの経験を通じて、日本発のソフトウェアの価値を地球規模で提供したいという願いは、それが可能であるという確信に変わりました。そして、コンピュータとネットワークの世界的な普及とコモディティ化をベースに、日本のソフトウェア技術が世界中の役に立てる日が、すぐそこまで来ていると強く感じています。過去に、電子・電機産業がそうであったように、自動車産業がそうであったように、輸入から始まったソフトウェア産業も「品質」や「きめの細かさ」といった日本が得意とする技術力を持って世界中に価値を提供できるようになるに違いありません。

 そして、私自身も微力ながらその一翼を担いたいと考え、当時ロータスで開発部長をしていた北原と2人でインフォテリアを始めました。最初は6畳一間のアパートの一室からのスタートでしたが、それでも欧米の既存の大手ベンダーや新規ベンチャーに負けないスピードでソフトウェアを開発すべく、初期の段階からエンジェルやベンチャーキャピタルといった投資家とタッグを組みました。ロータス時代に、外資系の多くのソフトウェアベンダーの成功の裏に投資家との協力があったことを知り、「投資家とタッグを組む」ことこそが以前の日本のソフトウェア開発に欠けていたことと痛感し、日本でもこのモデルを定着させたいと考えたわけです。

 今回、東証マザーズに上場したことで、新たな株主の方々に参加いただくこととなりますが、これからも新たな株主の方々と「タッグを組んで」いくつのもチャレンジに取り組み、世界に通用するソフトウェアの開発に邁進したいと決意を新たにしています。

 審査期間中、ファイナンス期間中は書き込みを自粛していましたが(時間が取れないこともありましたが)、少しづつエントリしていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

Comment(5)