「X'mas」の表記は間違いだった!
いよいよ「クリスマス」週末。今年は、巷の忘年会も例年以上の盛り上がりで、都心ではバブルの時期以来のタクシー不足現象が発生しているようです。バブルの申し子と言われたホイチョイプロダクションも久しぶりに映画の制作を開始。その名も「バブルへGO!!」ですから、本領発揮というところでしょうか(笑)。
さて、インフォテリアでも今年は「クリスマス」をターゲットにあることを計画しており、その文章に「X'mas」という単語を使っていました。他の部分が英語なので「クリスマス」では少し間の抜けた感じになるし、「Christmas」では少し長すぎるので「X'mas」にしたわけです。
ところが、一昨日になって「X'mas」という記述は間違いで「Xmas」が正しいということにネットの情報で気がついたのです。
日本ではアポストロフィを付けて X'mas と表記される事が多いが、英語圏の国でこの表記が見られる事は殆ど無く、また本来アポストロフィは省略記号の為に「X'mas」と表すのは、アポストロフィの使い方としても誤りである。Christmasの略記は Xmas あるいは X-mas と綴る。 日本や台湾、東南アジアで X'mas と表記される様になった起源は不明だが、終戦直後1945年のクリスマスで、GHQ総司令部の正面玄関には Merry X'mas とネオンサインで大書されていた。
(正) Xmas Xマス (アポストロフィなし)
(誤) X'mas X'マス (アポストロフィあり)
なのだそうです。英和辞典(研究社)を見ると、確かに「X'mas は誤用」と書いてあります。この言葉が日本に入ってきたときに、「1997年」の意味の「'97」と混同したのかもしれません。
英語でアポストロフィが「省略」の意味で使われることがあるので、それと思い込んでのことと思いますが、「アポストロフィの使い方として誤り」というWikipediaの情報は、省略として使うのであれば「C'mas」であって「X'mas」とならないという意味だと読めます。
実際、Googleで検索しても「X'mas」で出てくるのは、日本や中国のサイトばかりで、欧米では「Xmas」と記述しています。急遽、外部向けの文章を書き直し、間違った記述のまま出すことを避けられましたが、巷では「X'mas」を書いた例は普通に見かけます。ここまで普及していると「誤用」といわれても、にわかには信じられなかったのですが、ご参考になれば(笑)。
[2006/12/24 追記] GoogleにもX'mas発見(笑)⇒GX'mas Tree