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簡単そうで意外と細かい手順と心配りが必要な「事務局」。ビジネスセミナー、周年パーティ、小規模勉強会からPTAイベントまで、事務局の現場から、企画からスムーズな運営、場づくりの失敗と成功を紹介します。

国立科学博物館のチョコレート展

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電車の中吊りポスターに惹かれ、国立科学博物館の「チョコレート展」に行ってきました。
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食のイメージからかけはなれた国立科学博物館と、チョコの組み合わせが興味をそそる企画です。

入り口にはチョコレート色の大判のポスター。
テンションが上がります。

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中に入ると、蒸気機関車の模型が置いてあります。

単なる博物館に展示されている機関車のミニチュアかと思いきや、パティシエがつくったチョコレート製の機関車。

かなり精巧。まさに鉄。黒光りし過ぎていて、、、とても固そう。

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スーパーリアリズムなチョコレートの機関車の前を過ぎ、甘い香りが充満する館内へ突入します。

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展示は、チョコレートの歴史の解説をはじめ、様々な種類のカカオの展示、製造工程の映像紹介など、チョコレートにまつわる情報満載です。

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カカオはマヤ文明の時代から食されていて、神事に使われてきた貴重なものでした。
時代は下り貴族の間でも流行ります。下記は貴族が使っていた陶磁器。

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今のようなココアや板チョコレートは19世紀に入ってから開発されたもの。
意外と最近であることに驚きます。

終わりに近づくと、現在手に入るチョコレートも展示されてます。
ガラスケースの中なので、もちろん食べられません。

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そして、最後の展示のコーナー。

上野ですから、やはりパンダ。
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国立科学博物館ですから、やはりトリケラトプス。
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さすが国立科学博物館、チョコレートで精密になんでも作ってしまいます。
でも若干期待していたものと違うような・・・そもそも美味しそうではないのです。
つい、食べ物というよりは「素材の可能性」や「形の正確さ」を追求してしまう。そんな国立科学博物館らしさも味わえる企画展でした。

行く前は、展示された館内に、
「チョコレートフォンデュやココアがあるかな」
と思っていたのですが、それは大はずれ。
会場では一切チョコレートは食べられません。

最後は、むしろこちらが食べられてしまいそうなシーラカンスに見送られ、会場を後にしました。
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博物学的チョコレート展は2月25日まで国立科学博物館で開催しています。


上野で終わらず、さらに有楽町へ向かうと、もう一つのお菓子の世界を楽しめます。
有楽町の無印良品に「お菓子の家のジオラマ」が展示されています。

こちらはしっかり、
甘くて、かわいくて、美味しそうな、夢のお菓子の世界を見せてくれます。
荷台にカラフルなジェリービーンズを載せた電車も走っています。

親子連れが次から次へと訪れ、子どもとお菓子の家をカメラにおさめていました。
展示は(多分)12/25ま。

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この小さい家はキットになって無印良品で販売されています。

これを見てふと、opnlabで、
お菓子の家だけどちょっぴり本格的!といった「建築家と作るお菓子の家」の
ワークショップができたら楽しいかも、と妄想が膨らみます。

あまり精巧にし過ぎない程度に・・・


opnlab 小林利恵子

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