変人コレクターのオプンラボ 小林です。最近人と人とをつなぐと、予想外の結果が待ち受けていて、われながら神がかっているなと思う今日このごろです。つい先日は、知らない人同士だと思って紹介し、本人同士も「はじめまして」と挨拶した10分後、埼玉の進学高校の弓道部の先輩・後輩だったことが発覚し、四半世紀ぶりの出会いに盛り上がりました。
こんなふうに、日頃から、企業の中の出る杭、職人的な個人など、いろいろな形で仕事を極めている面白い人たちを探して、出会って、つながり、楽しいコンテンツ・イベントを生み出すことに心血を注いでいます。
最近気になる変な人は成田幸久さん。オウンドメディアのパートナーとして一緒に仕事をしています。
成田さんはもともとインフォバーンでコンテンツ開発部門のトップにいました。出会いは、オプンラボが事務局をしているWeb担当者の学校の「オウンドメディア講座」。雑誌編集からコンテンツマーケティングの分野を極めて独立したザ・コンテンツプランナーです。
コンテンツの作り込みをがっちり行うので、講演資料などは早めに骨子を作り、ブラッシュアップする時間をしっかりとります。(←すごく助かる)その真面目さから全く気づかなかったのですが、後から「講演資料などに軽くエロを暗喩している部分が入ってるんですよ」との告白が。それを語る口調も真面目なので、どこまで本当だか、どの部分がそうなのかいまだによく分かっていませんが・・・
さて、二人で打ち合わせをした際、オウンドメディアで最近気になることとして出てきたテーマが。
「ゴールを決めずにオウンドメディアを運用してる企業が多い」
「途中で力つきるオウンドメディアが少なくない」
というコト。
ちなみに、オウンドメディア運営の典型的な失敗パターンは、こんな流れに陥るケース。
- 流行りだからなんとなくはじめてみる
- どれくらいお金をかけてよいのかわからない、効果がわからないので、社内リソースでとりあえず回してみる
- 義務的に記事を作るので中身が面白くない
- 片手間で作るので記事更新が不定期になってしまう
- いつまでたってもアクセスが集まらない
- 効果が出ないので中断する
また、お金がある場合は、まる投げしてしまうことも少なくありません。
でも「ちょっと待てよ」と。
オウンドメディア=自分たちで運営するメディア。であるからには、企業として気合を入れて知恵と人と予算を投入しないと、ものにならないのでは?特に「情熱」がないと面白いコンテンツは作れません。だから出版社などの本気メディアのコンテンツは中毒になり、次が読みたくなったり、繰り返し訪れてみたくなるのです。
アメリカでは開発部門を自社で持ちITサービスを生み出していきます。メディアについても最近似たような流れがでてきている、と成田さん。企業が新聞や出版社の人材を獲得して自社でメディアを立ち上げた入り、メディアそのものを買ってしまうケースもあります。
日本のある調査では5割以上の企業が「効果を測る指標がない」と答えています。つまりもともとゴールを決めたり、運営状況の良し悪しを判断する基準をもうけていないケースが多いのです。
オウンドメディアの効果がでるには時間がかかりますが、集まった読者を「購入者」にする設計も可能です。例えば、営業担当者が売上目標から逆算して、何人にアプローチするのか戦略を立てる方法と変わりません。漠然と運用するのではなく「数値」を意識してPDCAを回していくことで売上につながるメディアとして育てることが可能なのです。
(変人物伝 2 :opnlab 小林利恵子)
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企業がオウンドメディアの戦略と戦術、ゴール設定をどのように考えたらよいか、というもっと詳しい内容を知りたい方は、シルバーウイーク明けのとても忙しいと思われる9/25に開催する、オウンドメディアのセミナーに参加してみると、ヒントが見つかるかもしれません。
「まだゴールを決めずに運営? トップを納得させるオウンドメディアのKGI設定」
http://www.opnlab.com/events/kgi
日時:9/25(金)
場所:そらシティカンファレンス(御茶ノ水)
主催:opnlab
《opnlabとは》
組織の課題解決のために最適で魅力的なプロワーカーをアサインします
コミュニケーションを生み、ビジネスを広げる個性的なコンテンツや場作りをお手伝いします
http://www.opnlab.com
小林 利恵子
2015/09/22 15:35:10