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簡単そうで意外と細かい手順と心配りが必要な「事務局」。ビジネスセミナー、周年パーティ、小規模勉強会からPTAイベントまで、事務局の現場から、企画からスムーズな運営、場づくりの失敗と成功を紹介します。

仕事道具はキータッチがやたらとうるさい「手」

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大事な仕事道具は自分の手です。キーボードのタッチタイピングが比較的早い手。そして、叩く音がやけにうるさい手。特に決定の「enterキー」を押す音の大きいこと。オフィスにあるノートPC「FMV」は、キーボードの「e」がいつのまにか外れてました。

この早いタッチタイピングをもつ手のおかげで、ずいぶん仕事は効率化されています。

特訓時代

タッチタイピングが早い理由は学生時代の特訓の成果です。授業のひとつに「英文タイプ」があり、そこで覚えました。

今思えば、体育のような授業です。繰り返しタイプする事でキーボードの位置を覚え、キーボードを見ずに、早く・正確に打つ。打つ。打つ。

なんとなく役立つような気がする、と思い、家でもまじめに練習を繰り返しました。

学校で利用していたのは電子式英文タイプ。それだけでの時代を感じますが、家にあったのがさらに古い手動式英文タイプ。50年代のアメリカ映画の秘書が使っているようなあれです。アームの先に活字がついていて、キーを押すとその活字がインクリボンを「ガシャン」と叩きつけて印字し、行が右端に近づくと「チーン」という音が鳴ります。

アナログで鍛える

この味わいのあるアナログのタイプ、今のPCのキーボードと比べて遥かにキータッチが「重い」のです。キーパンチャー養成ギブス。電子ピアノとアナログのピアノの違いなんてものではありません。キーを最後まで下に叩き付けないと、印字がしっかりされません。

来る日も来る日も手動式電子タイプのキーボードを打ち込み、今では普通の人より、若干スピードが早く、力も備えたタッチタイピングの人になることができました。(1分間何ワード打てるか、というのは把握していませんが・・・)

タッチタイピングを覚えたのは1988年。まだPCは普通の家に無い時代ですが、結果的にQWERTY配列のキーボードが打てるようになっていました。今のPCのキーボード配列です。

翌年の平成元年、小さな証券会社に入社し、お決まりのように機械が苦手な上司の手書きの書類をワードプロセッサ「OASYS」で入力。異様に早く文書を作成して重宝がられたような記憶があります。

ということで、そばでやたらガチャガチャうるさくキーを打つ人がいたら、私か、手動式英文タイプで鍛えた人かもしれません。

オプンラボ 小林

*手動式タイプライターは実家が引越しをした際に捨ててしまったようです。残念。。。

*2012年6月6日、一部用語修正
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