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北アルプス国際芸術祭2024を見て

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先々週に、北アルプス国際芸術祭2024を見てきました。大町市内に32の芸術作品が展示されるイベントです。市内とは言っても広いので、自分の好みも反映し、僕らはバイクで行き、市街以外はバイクで見て回りました。もちろん、自前の交通手段が無くとも、バスで回るコースがあります。僕らは2泊で、32作品中、見れたのは24です。

作品はいろいろで、インドネシアのムルヤナの居酒屋MOGUSは妻が非常に気に入り、僕は、カナダのケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレットの「ささやきは嵐の目のなかに」に感動しました。また、古民家を使った展示は、古民家自体が素晴らしい。大町市の大町温泉郷にはずっと以前に黒部観光の時に宿泊したことがありますが、今回回ったエリアは初めてです。その上、市街もブラブラして、作品を見るだけでなく、食事も。主催者の狙い通りではないでしょうし、行って良かったと思います。

IT的には特に話題にすることはありません。前売り券はオンライン購入で、現地でQRコードを見せる方法ですが、作品を見て回るのはその時に受け取ったパスポートを見せ、物理的なスタンプをもらう方式。これは後にも書く、北川フラム氏がディレクトする他の芸術祭と同じです。

仕方ないのですが、バイクには止めにくい駐車場がありました。また、荒れた道に躊躇して行くの諦めた作品もありました。道脇に看板が置かれていますが、遠回りになっても良いので、行きやすい道を指示して欲しいと思います。

さて、この野外を広く使った芸術祭、僕は2012年4月に同じ北川フラム氏が総合ディレクターである瀬戸内国際芸術祭の期間外も残る作品を見に行ったのが初めてです。同芸術祭は、2019年10月の期間中にも行きました。また、やはり同氏が総合ディレクターである、奥能登国際芸術祭には昨年10月に行きました。そのため、直後の震災や今回の水害は非常に衝撃的で、行けるようになったら奥能登に再度行くつもりです。

さらに、石巻市で開催されているReborn-Art Festivalには2017年と2019年の2回、行きました。

ここまでは、主催者、つまりは現地の地方公共団体等の思惑通りの効果が得られたようで、継続しています。しかし、2016年10月に見学した、茨城県北芸術祭は、期待通りの効果は得られなかったようで、それきりになっています。

何が差になるのか明確には知りませんが、茨城県北芸術祭の場合は、近くに著名な観光地や都市が無いのが影響しているかもしれません。つまり、芸術祭以外で消費する場所が無く、その時の僕のように、行って帰るだけの可能性があります。

アーティストの方には、発表の場が多いこと自体は良いことと思いますが、実際はどうなのでしょうか。

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