いわゆる電動キックボードに乗る方はご注意を
»
いわゆる電動キックボード、例えば特定小型原動機付自転車の立ち乗りかつ2輪のタイプ、は、僕のような自動二輪車乗りから見ると、不安いっぱいです。小さな車輪、垂直に近いキャスター角、立つが故の高い重心、足を前後に置くことによるバランスのとりにくさ、とこれまでの自動二輪車(だけでなく自転車も)の安定ノウハウがほとんど否定されています。なお、特定小型原動機付自転車には3輪や座るタイプもあり、立ち乗り2輪に比較すれば安定性は高いはずです。
僕は公道では乗る気がしませんが、乗られる皆さんは、ヘルメットを始めとするプロテクターの装着と周囲に注意する運転をお忘れなく。自転車で転倒した経験のある人はわかるでしょうが、頭をぶつけなくとも、手のひらや膝はズリズリになる可能性が高いです。以下、JAFの実験は、事故時のヘルメット有無による衝撃の差異がわかりやすい。
電動キックボードの衝突実験(JAFユーザーテスト)
また、特定小型原動機付自転車のルール等は警察庁のWebがよくまとまっています。
特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード等)に関する交通ルール等について
特定小型原動機付自転車は、ほとんどのルールが自転車に近いことから免許制度がないのでしょうけど、自賠責保険は必要。切れた状態で乗る人が続出しそうな予感。
今回、いくつかの製品の情報を見ていたら、雨天を保証していない車体もありました。また、自賠責保険は保険証を持っていなくてはなりませんが、そのような設備がない車体が多い。設備がないこと自体は法律違反ではありませんが、ますます不安。
ただし、試してみたいのは事実で、公道以外で試乗できるところはないかな?
SpecialPR