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Itanium、まだ生きていたとは(失礼)

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Itanium、最近はほとんど話題にならないので、勝手に終わった製品と思っていました。ところが、昨年にItanium 9700シリーズが発売開始されており、これが最後との話もあるようですが、まだ生きていることは間違いありません。

Itaniumで興味深いのはアーキテクチャ。特にVLIW (Very Long Instruction Word、とても長い命令語、という安直なネーミングはなんとかならなかったのか)と言う、RISC以上にコンパイラがCPU内部構造を考えてコードを生成する仕組みです。ただしオリジナルのVLIWのままだと内部構造に依存してしまうため、工夫したのがItaniumのEPIC (Explicitly Parallel Instruction Computing Architecture、明確な並列命令コンピューターアーキテクチャ、さすがにこちらの命名の方がいい)。

おそらく一番最初のItanium (Merced)の開発が遅れただけでなく、期待されたほどの性能が出なかったのが、つまづき。それ以降も期待されたほど性能は出なかったと言うことでしょう。対象が違うこともありますが、僕は一度も使う機会がありませんでした。

Intel (とHP)が全てのCPUをItaniumに変えてしまうくらいの勇気があれば、切り替わったのかもしれません。過去の話なので、もはや誰にもわからないし、取り戻せすことはできません。

汎用コンピューターの外部アーキテクチャはARMやX64で安定してしまった状況ですが、次の面白いチャレンジは何でしょうか。

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