チョイモビヨコハマに乗ってみた
横浜市と日産の超小型モビリティの実証実験、チョイモビヨコハマに先日乗りました。数年前から何回かに分けて実験していたようですが、乗るのは今回が初めてです。
二人乗り電気自動車で、前後に一列、バイクのように乗ります。フロントウィンドウのガラスとワイパーはあるものの、サイドウィンドウのガラスは無し。リヤウィンドウはないので、ルームミラーもなく、サイドミラーのみ。僕はバイクにも乗っているためか、気にならず自然に運転できました。
運転はとても面白いものの、車両やサービスについては疑問が多数あります。
まずは、車両の完成度もしくは設定が悪すぎること。アクセルの反応が鈍いのは意図的な設定らしいですが、ブレーキの効きも悪く感じてとても怖い。サスペンションは効いている感じがせず、ダイレクトに路面の段差を感じます。バイクよりひどい。サイドウィンドウのガラスが無いので、風が入ってきます。今回は天候が悪かったので寒かった上、後席の妻は髪が乱れたそうです。雨が降ったら災難です。おそらく真夏は暑くて大変なはず。バイクじゃあるまいし、乗る格好を選ぶようでは駄目でしょう。二人乗りしてしまうと荷物を置くスペースはほとんどありません。
次にサービス内容の疑問。今回は10km弱を走って、30分強で基本料金合わせて700円。二人でも電車の方が安い結果となりました。今回のサービスは、借りた場所に返さなくてはなりませんが、観光目的ならば、乗り捨てにするべきでしょう。最初の実証実験はそうだったようなので、何らかの問題があったのかもしれません。また、僕のように地元の人に使ってもらうならば、料金の工夫が必要でしょう。
実現したいことと現実の間を確認している実証実験と思いますが、今回は厳しいでしょう。直感的には今の車両でも車体が高く、採算を難しくしている感じがします。いっそのこと、電動スクーターにすべきかもしれません。