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人間すらうっとおしいのに、うっとおしくない案内ロボットはできるか

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先週、日立製作所がEMIEW3を発表しました。その名の通り、今回が3代目だそうです。
ITmediaの記事はこちら: 日立が2足型ロボット「EMIEW3」発表 「Pepper」とどう差別化?

発表内容を読んでいくと、「接客・案内の支援」機能は理解できますが、「引き継ぎ漏れがない」とは何でしょう? クラウドにつながっているのだから個体ごとの知識の差があるとは考えられないから、バッテリーが切れそうになったら別の個体に引き継ぐのでしょうか。
それより引っかかるのは「立ち止まって困っていそうなお客さまを見つけて」とあること。店員が積極的に声をかけないことがアピールになるくらいなのだから、単純に声をかけるのは余計なお世話になることが多いのは明らか。徐々に学習していくにしても、支援が終わった後に客に対してアンケートを採るのもうっとおしい。人が困っている状態とそうでない状態を確実に判断する仕組みを構築できるか、日立製作所の取り組みに期待しています。

さて、EMIEWとはExcellent Mobility and Interactive Existence as Workmateとのことですが、初代のEMIEW1は、機能はともかく、掃除機みたい。これで6km/hで動くそうだから、けっこう怖いかも。一方、EMIEW2以来の形状は可愛らしすぎ。そして、2005年からこれまで3世代とは、私企業にしてはずいぶん長い研究です。今回は2018年をめどとして本格発売すると言っているそうなので、目標仕様の達成の見込みがついたのだと推測しました。

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