出遅れましたが、JR東日本の新自動改札機
既にオルタナティブ・ブログでは佐々木さんがSuica自動改札機の残額表示におけるユーザビリティが著しく劣化している件として述べられている件について。
昨年初めくらいからJR東日本では新しい自動改札機が導入されているようですが、Suicaで通過する場合に、Suicaの残額表示が次のように変化したため、戸惑いの声があがっていたようです。
旧: Suicaタッチエリアと先に離れたディスプレイに表示
新: Suicaタッチエリテからすぐ先のディスプレイに表示
新改札機で表示されるディスプレイは、今までと同じ視線でいると目に入りません。ややこしいことに、新改札機には今までと同じ位置にもディスプレイがあります。そのため、僕はSuicaの残額表示が無くなったと思い込んでました。今年になって妻から言われて真実を知った次第。
僕の今の生活では、Suicaを使う機会が少ないため、未だ手元のディスプレイを見ることに慣れておりません。でも、今週に意識して見るようにしたら、問題はありませんでした。Suicaをタッチする時に、目をそちらに向けるだけ。
新改札機での変更を聞いた時に、JR東日本はアホではないかと思いましたが、そうではありませんでした。
しかし、佐々木さんも指摘しているように、元と同じ位置にあるディスプレイに、もうひとつのディスプレイに表示していると出すのは本末転倒。一方、似たような改札機のある横浜市営地下鉄では、両方に残額を表示していました。JR東日本の意図は発見できなかったので、謎のままです。
裏付けはとれませんでしたが、JR東日本は種々のエラーを避けるため、Suicaをきっちり時間をかけてタッチしてほしいと考えているようで、ディスプレイの移動もそのためかもしれません。そうならば、元の位置のディスプレイは無くすと同時に、改札機を入れ替えた時に、改札手前に看板でも出して変化を説明すべきだったと思います。一般客用途で変化時にシステム設計をうまくすると同時に、変化を告知するのは大変ですね。