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Google I/O 2015のkeynote(録画)を見る

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5月29日のGoogle I/O 2015 KeynoteをYouTubeで見ました。
詳細な内容はITmedia記事にまかせて、僕は思いつくままに感想を。

今年もピタゴラスイッチ的アニメーションから始まりましたが、ダラダラして飽きてしまいました。ホール周辺を巨大ディスプレイが囲うのはおもしろいですが、使いこなせていない感じがすると思って見ていたら、最後のJUMPのためでした。

Androidは通常はiOSより先を行っていると思いますが、今年のAndroid MはApp Permissionを初めとして珍しく追いかけが多かった感じ。一方、Android Wearは"always on"等で、Apple Watchとの差異をアピール。ただ、手首のひねりで操作するWrist Gesturesは疲れそう。Apple Watchに比べて、Watch facesがたくさんあるのは羨ましい。

IoT用のOSのBrilloやプロトコルWeaveも発表され、ますますGoogleが手を広げています。Appleのように機器は自身のみに限定するより、Googleのように積極的に基本ソフトウェアで抑えていく方が、世界制覇?には有利な感じがします。でも、どちらの場合も役割はどんどん広げており、アプリや対応システムを開発しているディベロッパーが選択すべきエリアが難しい。

Apple Photosを使用している僕がGoogle Photosでいいと思ったのは、自動的に整理されること。Googleの精度はわかりませんが、Appleのそれはとても弱いですから。そしてもうひとつ、無料であること。Keynoteでも、"for free"と発表された際の歓声がKeynote中でもっとも大きかった。画像が必ず圧縮されてしまうようなので、RawファイルをApple Photosに保管している僕には使えません。
また、気になるのはGoogleが収益をどう考えているか。他のサービスの収益のみで運営するつもりならばPhotosがいつまで運営されるか怪しいし、写真自体をいろいろな用途に使われのはたまりません。Photosの利用規約は発見できなかったので、おそらくGoogle全体のそれに従うのでしょう。すると、写真(だけではなく全てのGoogleサービスに提供したコンテンツ)は、限定されているとは言え、プロモーションを含む用途にGoogleが自由に使えます。

AppleもGoogleも毎年新機軸を発表していますが、どちらもだんだんネタが無くなっているように思います。今週のApple WWDCはどうでしょうか。

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