NTTの中止になったモニター調査の件
先々週にこんなニュースがありました。
NTTのモニター調査が中止 閲覧サイトのHTMLも取得、手法に批判
「インターネットご利用状況調査のモニター施策」の中止およびお詫びについて
案内の仕方に問題があったり、収集情報や収集回避の仕方に課題があったり、少し前から指摘を受けていたから、中止判断は当然です。
そもそもこのような調査を企画した企業姿勢が...
いや違った。ここで言いたいのはそんなことではなく、僕はこのモニター調査に面白半分に参加することにしていましたので、その報告です。モニター調査自体の報告をできないのが残念です。中止になってすぐ報告できなかったのは、気落ちして立ち直るに時間がかかったからです。もちろん嘘。
「インターネットご利用状況調査に関するモニター募集のお知らせ」なるメールが届いたのは、3月27日のこと。募集人数は1,000名、募集締め切りは3月31日、モニター期間は4月から7月、モニターのために専用アプリをインストールした機器の台数により、ポイントが付きます。
おもしろそうなので、規約を読むとなんとなく怪しい感じ。PCの対象はWindowsのみなので、Macユーザーの僕は対象外でちょっと安心。iOS機器は対象になっているので、こちらで試すことにします。でも、iOSの一アプリがSafariの動作を監視してログを取得できるはずがありません。たぶん、専用アプリからアクセスしてログを取得するのだろうから、専用アプリをたまに使う時だけ注意すれば十分と、iPhoneとiPadを登録することにしました。家族のiOS機器は、登録しないことにします。
結果的に怪しいと思ったことは当たってしまい、知らずしてNTTと僕のだまし合いになっていたわけです。
iOSでどうやってログを取得するのかとても興味があったのですが、仕方ありません。また、最初の不純な動機はともかく、4月1日に中止判断したNTTの対処は合格でしょう。これができるくらいなら、最初の段階から気づいてほしかった。
次のモニター調査に期待しています。
ところで、この後にフレッツ光メンバーズクラブに不正ログインが相次いでいるのは、本件とは関係ないですよね、たぶん。
フレッツ光会員サイトで再び不正ログイン被害、全404万アカウントを凍結
おかげで、パスワードを消去して、再設定する羽目になりました。
パスワード管理ソフトを使っているから、簡単ですけど。
最後に、僕自身の反省点は、他の人に注意を促すべきだったのに気づかなかったこと。自分の興味の方が勝ってしまった。まさに反省です。