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auの年末年始トラブル

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auで年末年始に発生したトラブルの原因と対策の報告が先日ありました。
ITmedia記事: KDDIが4G LTE通信障害の詳細を説明――設計・判断ミスが原因
昨年、ドコモのトラブルをいろいろ取り上げて来た(例えば)ので、触れないと不公平でしょう。

記事だけではなく元資料にあたりたいところですが、KDDIのWeb等では公開されていないようです。ドコモの場合は資料が公開されていましたが。
さて、12月31日のトラブルはアクセス集中時の能力不足とそのような時の処理の設定ミス、1月2日のトラブルはソフトウェア不具合と操作手順の抜け、と平凡(失礼)なトラブルで、検証不足としか言うことはありません。通信キャリアはこのようなことはきっちり実施しているイメージがありましたが、違うようですね。

あえてつっこむと、12月31日のトラブル対策により、7GBなどの通信量を制御する加入者プロファイルサーバからの応答が一定時間無いと間に入っている信号制御装置が代理応答し、セッションが切れなくなるそうです。すると、7GBを越えても断り無く通信できてしまうように見えます。後から費用を請求されても困りますが、考え過ぎかな。

それにしても、先の「一定時間」が秒単位で、意外とのんびりした値。タイムアウトの値とは言え、ミリ秒単位と思っていました。目から鱗です。

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