オルタナティブ・ブログ > 路の上で >

日頃考えていることをぽちぽち書きます。

久しぶりにiPhone 3Gを使ってみた

»

初代iPod touchは手元に残っていませんが、iPhone 3Gはまだ残っています。SIMは入れていないので、無線LAN接続で使ってみました。
普段がiPhone 5ですから、もちろん遅いです。思い返してみれば、ハードウェアが遅いだけでなく、iOS 4になってさらに重くなりました。ディスプレイがRetinaではなくとも、文字表示は美しいし、全体のデザインは未だに通用すると思うため、残念です。

さて、最大の問題は今配布されているアプリのほとんどか対応していないこと。iPhone 3GはiOS 4.2.1が最後で、配布されているアプリのほとんどはiOS 4.3以上。iPhone 3GまではARMアーキテクチャが、それ以降のiPhoneと異なるARM11のためか、今のXcodeでは開発すらできません。

さらに、今から思うと、メモリが少な過ぎたのでしょう。Webブラウジングですら辛かった。ページを戻ると、もう一度ロードし始めたり。同じくメモリが足りなかったオリジナルMacの128KBに対し、128MB。25年近くたってPCではなく携帯電話が1,000倍のメモリを持つことに驚きますが、初期のマシンがメモリが足りないのはAppleの伝統でしょうか? どちらもJobs主導は偶然?

しばらく試しているうち、忌わしいシングルタスクを思い出しました。iOS 4以降はマルチタスク機能を持ちますが、iPhone 3Gはメモリ容量のため対象外。別に同時に複数の処理が動く必要はほとんどありませんが、アプリが切り替えできて状態を覚えているだけで十分に使えます。しかしながら、ほとんどのアプリは終了させてしまうと、前の状態を忘れてしまいます。
無い物ねだりとは言え、メモリが倍の容量があり、ARMアーキテクチャがARMv7ならば、もっと寿命が長かったでしょう。つまり、それはiPhone 3GSであり、結果としてiPhone 3Gは早過ぎたのかもしれません。

Comment(4)