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Facebookで採用・就活する件

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19日 NHK朝のニュース「おはよう日本」で就職活動で“活用”進むフェイスブックなる特集がありました。既に正林さんが書かれていますが、僕も相当に違和感を覚えました。
一言で言えば、私用が素直な使い方のFacebookを公である就職に使うことです(Facebookページは別)。

まず、ある企業の採用担当者が出てきて、Facebookで応募者の素顔をチェックしていると言います。つまり、プライベートを覗いているんですよね。あらゆる公開情報を集めるのは正しいと思うし、公開されているプロフィールやWallを見ることに問題はありませんが、堂々と言うことじゃないでしょう。興信所を使って素行を調べる場合は、明らかにしないでしょうから。
また、それらを公開していなかったらどうするんでしょう。アメリカではこんなこと「Facebook、求職者にパスワード提示を求める企業に警告」があったようですが、日本でも出てきそうです。

次は、求職にFacebook情報を活用する話でした。友人を増やすとか、プロフィール写真を就職に適したものに変えるとか、前向きなコメントとか、一歩間違えると偽装です。求職する皆さんが全ての手段でアピールしたいのはわかります。でも、ここで紹介されたような付け焼き刃は、まともな会社のまともな採用担当にはすぐばれます。
そもそも、友達同士の会話で、前向きなコメントのみなんてありえません。変な宗教みたいで不気味です。
NHKが何を言いたかったのか僕には理解できませんが、Facebookをこの番組のように使っても全くおもしろくないとは言えます。もっと自分のために楽しく使って、プロフィールやWallは限定された範囲の公開にとどめましょう。

採用や求職に活かすなら、Linkedinはいかが? ここのグループのディスカッションならば、前向きは多いに歓迎されますよ。

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