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Inside Appleを読んで

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23日にInside Apple日本語版が発売されましたが、関係無くKindle for iOSでオリジナルを読みました。そういえば、同Kindleはいつのまにか英和辞典が使えるようになってました。これを読んだ時は無かったはずで、英語力の乏しい僕には非常に悔しいです。

ともかく、感想について。
Steve JobsやAppleを他の本等で知る人にはびっくりするほどではないとは言え、興味深い情報がたくさん述べられています。

ここではふたつあげます。
まず、ほとんどの社員が予算やコストを気にしないで良いこと。次の文章がいい表現をしています。
Apple managers and their employees almost behave like talented rich kids.
研究開発費を気にしなくて良いのは技術者としてとても羨ましいですが、今の利益を上げているAppleならではとも言えます。一方、製品コストを気にしないのはありえませんが、魔法は書かれていなかったと思います。

もうひとつは、DRI - Directly Responsible Individual。直訳すると直接責任者。アクションリストを決めたら、DRIを割り当てると。仕事に責任者を割り当てるのは常識ですが、Individualと言う単語で個人に割り当てることを明確にしていると解釈しました。

その他には、Business Media 誠の抜粋をどうぞ。

筆者も書いていますが、Appleのおもしろいのは、あの規模・売り上げの会社でありながら、未だにベンチャーのように運営されて成功していることです。これを読んだら、Appleのようになれる? タイミングを含めた運も多分に関係するから、難しいでしょうね。Jobs自身、NeXTのままだったら、どうなっていたかわかりません。

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