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【やられたーと思った】群馬のこんにゃくパークのビジネス戦略に感心。

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本日、富岡製糸場の帰りに寄ったのがその名も「こんにゃくパーク」。

「富岡製糸場から車で15分」というキャッチコピーからして、世界遺産をうまく利用しているなと思いましたが、そんなものじゃなかった。

その存在自体がバリバリのビジネス戦略に基づいていることを知るのに、時間はかかりませんでした。

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テーマパークではなかった。

「こんにゃくパーク」という名称が、一見テーマパークに見えるけれども、実はこんにゃくメーカーの工場に併設された施設であることは、当地に行けばすぐにわかりました。

ヨコオデイリーフーズという最大手?メーカーで、もちろんこの規模の施設を作るには相当の投資があったことは間違いありませんが、回収のほうもガッチリと行われていたのです。(笑)

この施設、大きく分けて、こんにゃく製造見学ゾーン、こんにゃくバイキングゾーン、こんにゃく作り体験ゾーン、おみやげゾーン、その他のゾーンから成り立っていますが、非常によくできていると感じました。

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まずは見学ゾーン。これはもろに工場見学です。こんにゃく関連食品の各製造工程を、2階から眺めることができます。

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ちょっとわからないと思いますが、これはしらたきの製造ラインです。

そうそう、群馬県は日本のこんにゃく芋のトップシェア生産地で、なんと92%を占めているそうです。

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これはこんにゃくゼリー系の商品の充填ライン。

見られていることもあるかと思いますが、どこも清潔です。これ、見ているうちにハッと気づくのですが、「普通に工場見学じゃん」と。テーマパークというよりは、一企業の社内にいるという感覚になります。(でもゆるキャラの醸し出すおかげでイヤな気はしません。)

無料バイキングという名の、、、

次に、こんにゃくバイキングのコーナー。同社の商品を使用したこんにゃく料理を、無料で味わうことができます。ほとんどの来場者が並ぶ、名物コーナーとなっています。

わたくしもいただいてみました。

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せっかくですので、「こんにゃくらしくない」ものをチョイス。上の左からソース焼きそば風、たこのから揚げ風、ナポリタン風、カレー(の肉がこんにゃく)、下の左からラーメン風、レバーの刺身風、そして杏仁豆腐風となります。

一番抵抗なく食べられたのが、ラーメン。スープが美味しかったです。レバーもなかなか。ゴマ油&塩で食べると、かなりレバ刺しの雰囲気が出ます。それと、たこのから揚げに使われているこんにゃくは、たこの歯応えを再現したというもので、非常におもしろい商品だと思いました。

ただ、やはり「〇〇風」という商品は、「結局こんにゃくだよねー」というのが最終的な感想ではありました。こんにゃくは、昔からあるこんにゃく料理で食べるのが一番旨いということが逆によくわかりましたです。(イヤミな言い方でごめんなさい)

このバイキングに関しても、ふと思うのです。「これって、大規模な試食コーナーじゃん。」

試食も、「無料バイキング」というと、まったく違うものになります。スーパーの試食というと、係のおばちゃんとの一対一のやりとりで、「美味しかったら買ってね」ということになりますが、この規模を極端に大きくしたのがこのバイキングであると。

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売れる売れる!

バイキングコーナーの横には、ものすごい広さのおみやげコーナーが設置されています。食べてみて気に入ったもの、もしくは試食はできなかったけど美味しそうだと思ったものを、みなさんカゴ単位で買っていきます。珍しい商品も多く、購買意欲をそそられます。

いやらしい話をするようですが、製造メーカーなのに定価ベースで販売していますので、通常の問屋への出荷と比べると、ものすごく儲かりますよね。平日はどれくらいのお客さんが来場するのかわかりませんが、無料バイキングという武器がありますので、製糸工場帰りの観光バスなども呼べているのではないかと推測します。

そして、バイキングコーナーで驚いたのがこちら。(テーブルに貼ってありました。)

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メーカーとして、最も言いたいけれども、エンドユーザーとの接点がないためになかなか言えないことですよね。小売店さんにとって、お客さんからこれを言われるとつらい。(笑)

こんにゃく手作り体験コーナーは、言わずもがなですが、ファン作りの定番。メーカーの「先生」に教えてもらうことで、親近感を育みます。これもすごく広いスペースで展開していました。マックス50名くらい習えるのではないでしょうか。

最近のお子さんは「こんにゃく好き!」という人は多くないと思いますので、こうした地道な活動は重要ですよね。自分で作ったこんにゃくは、間違いなく美味しいはずです。

その他に、屋外に足湯のコーナーが設置されていたり(しかも何種類も!)、こんにゃく以外の地元の特産物販売コーナー(道の駅的な!)もあり、こんにゃくにあまり興味のない人も、待ち時間を退屈しないように気が遣われています。

さて、以上がこんにゃくパークの概要となります。テーマパーク的な名称ながら、実は「予約なしで工場見学できて、さらに座って試食もできる巨大こんにゃく店」だったという、理想的な工場であったというお話でした。

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>>こんにゃくパーク

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