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【ワークしてみた】3Mのミーティングソリューションがすご過ぎるのでワークショップを主催してしまった

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3月にですね、お誘いいただきまして3Mさんの開発されたポストイット会議、ミーティングソリューションのワークショップに参加したんですよ。(ポストイット会議というのはあまりにも安易な言い方ですがまずはイメージしていただくためにそう記しておきます。)
で、その時の様子とミーティングソリューションの概要は、本当にざっくりですが以下の文具ブログにて説明をさせていただきました。

>>【3M/ミーティングソリューション】ポスト・イットを使った、効率的で楽しく実のある会議をする方法。

わたくし的には特に、

・声の小さな人(遠慮がちな人)でも言いたいことが言える
・立って会議する(俯瞰する)
・イノベーションが生まれるべき(マトリクス上の)場所が浮かび上がる

といったポイントがグサッと刺さってですね、「これはもっとたくさんの方にも知って欲しい!」と勝手に応援団(←いつものやつ)を始めてしまい、今回弊社のアスクルのお客様に向けて、クローズドのワークショップを開催する運びとなりました。

そんなわけで、前回教えていただいた3Mの太田さん(というかわたくしの中では「太田師匠」です)に無理を申し上げてチームで来ていただき、みっちり3時間超にわたるワークショップをやっていただきました。

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ワークのみならず、太田さんが説明文を書かれたこの本も全員におみやげとしていただきました。恐縮です。

描きながら考える力 ~The Doodle Revolution~

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前回わたくしが受講したワークと、若干変わった部分もありました(太田さんが毎回微調整される)が、基本的にはミーティングソリューションの流れに沿って進んでいきます。

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チーム内のアイスブレイクから、今回のテーマ設定。(誰かの悩みを解決するという目的でひとつ議題を決めます。普段会社でやるときは、もちろんその時の懸案を設定します。)

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ザザッと出たアイデアを、机でなく壁に張り出して見える化するのがポイント。じっと座って会議しない!

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とにかく立って眺めて手を動かします。頭は休まりません。

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わたくしが入らせていただいたグループでは、メンバーの方の会社の商品をどう売るか?というビジネスの現場に近いテーマをあえて選択、実践に寄せてやってみました。

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アイデアを整理し直すマトリクスの軸の選び方のコツをつかむと、かなりスピードアップ&濃い会議になるなと思いました。

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後半はもうヘトヘトです。でも、脳みそに汗かくのって気持ちいいですね。

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最後に発表を。どこのチームも、悩んでいる当人が考えもしなかった案が出ていましたよ。理路整然としながら、ありえないアイデアが出る。これぞソリューション。

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アンケートでの満足度も非常に高く、主催してよかったなぁと思ったのですが、実は満足しちゃいけないんですよね。満足して終わっちゃいけないのです。これをすぐに活用しなければ、意味がありません。

わたくしも、このツールは必ず自分のものにしたいとあらためて思いましたので、「ポストイット会議朝活」をやることに決めました。毎回メンバーのどなたかの問題をミーティングソリューションで解決するような感じです。(ご興味ある方はコメントやフェイスブックで連絡いただければと。)

さて、ワークショップが終わってつくづく思ったことがひとつあります。弊社はアスクルの販売店(いわゆる代理店)として営業しているわけですが、売り上げを上げようと思ったら、普通は何かしらの販促活動をすることになりますね。そういった場合、まぁほとんどの場合、FAXや郵便物でのDMではないでしょうか。つまり「これ買ってください」というご案内になります。

でも、それってお客様にとってどうなのか。もちろん押し売りするわけではありませんから、「こんな商品もありますよ。便利だと思ったらご購入を。」というくらいのサラッとしたお知らせが主ですが、多くのお客様はこんなもの要らないですよね。オフィス用品なんて必要な時に必要な分だけ買うもので、タイミングが合わなければまったく不要のお知らせであります。中には「こんなもの送ってくるな」とお怒りになる方もいるくらいですから。ウザいかウザくないかといったら、完全にウザいことですDMなんて。

では、アスクルの代理店はいったい何をすれば売り上げを上げることが出来るのか?

答えは「お客様の売り上げを上げること」、ではないでしょうか。お客様の会社が儲かって社員さんが増えれば、当然机や椅子も必要になりますし、自然と消耗品の量も増えます。ごく当たり前のことですが、そう考えて営業をしている人、会社って案外少ないのではないでしょうか。

ですから、例えば今回のミーティングソリューションが社内に持ち帰られて、その結果業績がアップすること。それこそが弊社の目指すべきものではないのかと。以前から、コストダウンのお手伝いができれば、その分お客様の儲けが増えますので、そういうご提案はしてきたつもりですが、これからはもう一歩進んで、今回のようにより前向きで、長い目で見たお手伝いもどんどんしていきたいなと。

ということで、今回はアスクル代理店の存在意義についても、じっくり考えさせられたワークとなりました。
ご参加くださった皆様、諸々アレンジしてくださったアスクル本部の皆様、3Mの皆様、本当にありがとうございました。この場を借りまして、あらためて御礼申し上げます。

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