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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【驚いた】浪花の商人はやっぱすごい!お客さんはなんぼでもいてるやん!

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先日、ソーシャルおじさんズの総会という名の飲み会があったのです。どんどんメンバーが増えていくので、たまにこうして集まらないと、誰が誰やらわけわかんなくなっちゃうもので。

しかも、メンバーは関西や海外にもいるので、例えば大阪の方が東京に出張があったりすると、ここぞとばかりに集まるわけですね。

というわけで今回は、大阪で飲食関連の事業をされている4号の巽さんが東京にいらっしゃるというので、みんなで囲ませていただいたと。

実際にお会いするまでは、漠然と飲食業の社長さんというイメージだったわけですが、お会いしてお話お聞きしたらめちゃおもろくてビックリ。なんだかかなり衝撃を受けてしまいました。

巽さんがされている事業のひとつに、匠弁当という、高級弁当の宅配サービスがあるのですが、どれほど高級かというと、これほどです。

Takumi

松阪牛を使った2,000円台のものを中心として、極撰サーロイン重にいたっては4,000円。
もっと高いのも特注できるようですが、これを何十個、何百個と注文してくれる先があると。

このご時世でも、湯水の如く経費が使える業界。どこだと思われます?

答えは、そう医療業界。
製薬メーカーや医療機器の会社が先生方を招いて行われるカンファレンスなどのお食事に、これらが採用されるわけです。

いやらしい書き方で恐縮ですが、病院で決裁権をお持ちになるような偉い先生方は、やっぱりお肉大好き。真の肉食じゃないと、タフな職場で上に行けませんもんね。

普通の牛じゃダメなんです。
先生方には日本一のブランド牛、松阪牛の高級弁当じゃないとあかんのです。

このマッチングセンスどうですか?

うーん、あきんどの本質を見ましたです。
常々、市場はなかったら作ればいいとは思っていますが、ここまで芸術的にピタッとゴールを決められると、まさにファンタジスタ。惚れ惚れしてしまいますね。

わたくし、ぜんぜん勉強不足!
「売ってくれ~!」と手を差し伸べているお客さんはまだまだたくさんいてる。それに気付いてないだけですきっと。
ソーシャルメディアでリワイヤリングをもっと起こして、そういうのキャッチせねば!

しかし巽さん、異業種からの飲食参戦で、最初は松阪牛の仕入れルートさえ知らなかったとか。それを突撃で牧場に挨拶しに行ったりなんだかんだと、オモシロストーリー持ち過ぎです。
東京の飲食店さん向けに、講演していただいたらどないでっしゃろか?

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