各種交流会を主催されている方へ。参加者さんは交流出来ていますか?
最近は各種の朝活もかなり盛んに行われているようで、また異業種交流会のようなものも相変わらず活況とお見受けします。
ということは、それらを主催されている方もそれだけたくさんいらっしゃるというわけで、本日はそういった主催者さんにちょっとご提案と思って書かせていただきます。
実は昨日、こんな実験的試みが開催されました。
>>Facebook meet up vol.6 ~ダイナミック・プロフィール・パーティー360(略してDPP)って何?!~
大袈裟なタイトル(笑)が付いておりますが、やることはかなりシンプルで、趣旨としては「名刺交換してから、いかに短時間で効率よく仲良しになれるか?」の実験です。
実は、主催の岡村さんとテリーさんの完全な見切り発車(だって打ち合わせを本番30分前にスタートしてるんだもんw)だったのですが、終わってみれば結果オーライ、非常に面白いことがわかりました。
さて、何をしたかですが、まず参加者さんを5人くらいずつのグループに分けます。そして、お題を6つ出しました。昨日はこんな感じ。
1、恋愛
2、仕事
3、映画
4、音楽
5、スポーツ
6、健康
このお題に沿って、メンバー順番に自由にトークしていきます。ひとつのお題につき10分。ということで、ひとり2分程度でおしゃべりするわけですね。もちろん形式張ったスピーチではなく、他の人は質問などをしていいし、世間話のイメージですね。
実際にやってみますと、やはり盛り上がってしまい、ひとり2分では納まりません。ですので時間切れで話せなくなる人が出てきます。毎回同じ人からスタートすると、毎回最後の人が危うくなりますので、切れてしまった場合、次のお題はその人から始めるなど、ルールにすればよさそうです。
これ、なぜいくつものお題をしゃべらせるかですが、やはり人というのは多面性をもっており、ひとつの切り口ではまず「よく知る」ことができないからです。見た目とギャップのある音楽の趣味とかがあると、「ちょっとユニークな人かも」という興味が自ずとわいてきますよね。
また、複数のお題があることで、自分との共通項を見出す可能性も上がります。これも当たり前ですが、共通点があると、人というのは何気に好感を持つものです。
ただ、終わって感想を聞いてみると、6つはちょっと多かったかも、という声がありました。4つ、もしくは5つくらいでもいいのかもしれません。
ひとつ気付いたのが、恋愛話は入れたほうがいいなということ。コイバナはわりと思い切らないと話せませんからね。腹を割ることで、仲良くなるスピードもはやくなるというものです。
それからお題の順番ですが、仕事は最後がいいのではと思いました。最初のほうで仕事の話をしてしまうと、その先入観によってその後のコミュニケーションが微妙になる可能性があるなと。つまり、「売り込まれる可能性のある仕事」だとわかってしまうと、「あまり親しくしないほうがいいのかも」という壁を作ってしまうのでは?という点です。
それが、仕事と関係のない話題で意気投合した後だったら、仕事の話をしてもむしろウェルカムに取れますよね。今度何かあったらあの人にお願いしちゃおうというわけです。
これを1サイクルとし、規模にもよりますが何回かメンバーの組み合わせや質問を変えてやるわけです。メンバーが重ならない場合は、同じお題で繰り返しても面白いかもしれません。
最初に話してウケた部分、ウケなかった部分をブラッシュアップできますもんね。スピーチのトレーニングになります。短期間でこういうことをすると、習得も早いです。
以上なんですが、うーん、やってることはやはり非常に単純ですね。(笑)
ただ、重要なポイントがあります。
すなわち、普通の異業種交流会で会場にお解き放ちされた場合、わたくしのような人見知り人間は、積極的に挨拶出来ないわけです。しかしこのシステムの場合、主催者側が仕切ることで、誰でも一定の成果が得られるようになると。
これ、すごく有り難いですね。
そして、言わずもがなですが、結果的に気の合いそうな友達がかなり高い確率でできる。そういう仕組みです。
いかがでしょう?
ただ単に引き合わせるだけでなく、こうした後押しをすることで、仲良しが増え、マッチングもうまくいくと思うのですが。わたくしは次の名刺セミナーで、早速やってみることにしました。