そういうところが不安になるんですよね ~過去語録13
ということで、自分は自分で有限会社プラムザを創業し、しかしオフィスは渋谷系ベンチャー企業の一部を間借りさせていただくという変則的な形態を取り、自分のところで取ってきた開発仕事と、ベンチャー企業のお仕事の一部を手伝わせていただくという状態が半年ほど続きました。
その会社でお世話になっていたのは年齢が私より1つ年上の、松本さん(仮称)でした。
業界知識に非常に明るい方で、その頃から
「IPv6が来ると世界は変わりますよ!電球一個一個にIPを持つ夢の時代がやってきます!」
と言っていましたが、25年経った今もまだ来ませんね。いや、テクノロジー的には本当に松本氏の言う通りなのですが、移行するにはIPv4が普及しすぎてしまった、そして両者に互換性がなく並行して走らせることができない、というのが一番の問題でしょう。
それはともかく、自分はごく狭い世界のプログラミング技術しか知っておらず、彼からいろいろと学びました。
「島田さん、新しい社員のメールアドレスを発行してあげて。今度来る人は田中さんなので『tanaka@』で」
と言われて
「あ、はーい、『tanaka』は大文字ですか?小文字ですか?」
と確認したところ、
「、、、島田さんってさぁ、、、そういうところが不安になるんですよね」
と言われてしまいました。
当時の私はメールアドレスに大文字・小文字の区別がないことも知らなかったのです。(実際RFC規約的には区別可能なはずですが、区別しないのが一般的な運用文化ですね。当然当時の私はRFCなどという存在も知りませんでした。)
そんなこんなで、こちらの会社さんでもいろいろなことを勉強させていただきましたのと、その頃私は法人(一人企業)の社長になっていました。
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