そんなの全然気にすることないよ ~過去語録09
地方のメーカーから東京に帰ってきて、大手のSIerに滑り込んだものの、動きの遅さがどうにも耐えきれず、悶々とした日々が続いていました。
思い返せば自分がなぜ就職活動もせずに公認会計士の試験などを受けていたかと言うと、失礼、受けながら麻雀ばかりやってたかと言うと、そういう自分の思い通りにならない環境が絶対に我慢できないだろうというのが自分なりに予想できていたからかも知れません。
受け入れてくださったSIerの会社からすると「であれば、来るな!迷惑!」だと思うのですが、おっしゃる通りです。まったくもって申し訳ありません。
しかし誰しも間違いはあるもの。
早速もっと小さな会社で自分の意見が簡単に通りそうで、かつゴリゴリプログラムを書けそうな会社を探し始めました。
1社、赤坂にちょうどいい感じの小さな会社が見つかりました。
汚い雑居ビルの2階、今のSIerの資材置き場よりも狭いオフィスで、机はキツキツでしたが、社長さんが書類を掻き分けてスペースを作ってくれて、そこで面接になりました。
15分くらい話している間にもう「いいね。うん。いい!じゃいつ来れる?明日から来れる?」という話になって、「あ、いやまだ今の会社辞めるって言ってないですし」。
「あ、そう。すぐ言いなよ。電話使う?」
みたいなとにかくスピード感がすごい人でした。
「でも・・・、ここ、自分の席、作れそうになくないですか?」
と聞くと
「そんなの全然気にすることないよ!!」
と大袈裟手を広げて見せました。
「ここ、、、こんな風に寄せれば、ほら!1席出来る!」
理想的な適当さです!
「あ、そうだ清水君(仮名)!島田君のためにパソコン用意してあげて」
すると終始聞いてない振りをしていた学生風の清水君(後に分かったことだが、実際学生だった)が振り向いて
「へっへっへ。どうぞよろしく。じゃあ初日までにアキバでパーツ買ってきますが、ペンⅢの300、HDDは3GB、メモリは32MBくらいあればいいですか?」
と。
「じ、自作するんですか!?」
「そりゃそうですよ。我々エンジニアなんですから」
と、面接当日からえらいワクワクさせられたものです。
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