セレンディピティで綿ぼこりを集めよう
今年もあなたに何も与えられることなく、残すところあと数日となりました。
みなさま、アフタークリスマスかつビフォアオオミソカのこの中途半端な時期をいかがお過ごしでしょうか?
メーデー、メーデー、こちらは今日も仕事です。
それでは今年最後の講話では『セレンディピティ』の大切さについてお話ししたいと思います。
みなさん、この『セレンディピティ』という言葉をご存知でしょうか?
私はこれを『歩いていて、道の端っこの落ち葉の詰まった側溝あたりから何かのお宝をゲットする能力』であると解釈しています。
似た言葉で『転んでもタダでは起きない』というのがありますが、『セレンディピティ』は明確に転ばなくてもいいんです。
また『果報は寝て待て』というのもありますが、それは歩いてないからダメです。むしろ対極概念です。『セレンディピティ』は、まず何か目標に向かって1歩踏み出すことが前提です。
しかし、それがなかなか難しいですね。
めんどくさいですし、怖いですし、思った通りに進まなかったら恥ずかしいです。コスト対ベネフィットのはっきりしない状態では「その場に留まる」という判断をするのは、動物の本能らしいですよ。
でもそういう気持ちを横に置いて思い切って一歩踏み出してみます。
そうすると、、、大抵うまくいきません。
今年の後半はWantedlyに定期的にフィードを流す、というのをやりましたが目立った効果はありません。恥ずかしいっちゃ恥ずかしいですね。
でも、そこからいろいろ学ぶことがありました。
■facebookでいくら『いいね!』がついてもWantedlyのPVは一切増えないぞ!
とか
■改めてITmediaという媒体の集客効果はハンパないぞ!
とか
■『Laravel』などのキーワードを記事の最初の方に含めるとtwitterでエンジニアに検知されてWantedlyに流れるけど、そういう人は別に就活中なわけじゃないのでほとんど意味はないぞ!
とか。
これはやらなければ得ることができなかった知識です。
やらない人は「なんだそんな程度の知識かw」と思われると思いますが、一つ一つは塵のような知識ででも、いくつも積み重なることによって綿ぼこり程度の知識にはなります。そして、そんな綿ぼこりをたくさん集めるとちょっと気持ちいいものができます。
昨今の風潮で『ググればいいので知識自体に意味はない』みたいなことが言われたりしますが、そんなことはありません。
自分の足で歩いて思いがけず手に入れたオリジナルの知識を幾重にも積み重ねた発言をする人こそ、末永く重宝されるのではないかなーと、かように思っております。
みなさんも、2017年は、頑張って一歩踏み出し、側溝から「ビー玉」か「BB弾」くらい、拾えるといいですね。
とりあえず、そういう訳でIT業界の「ガチャガチャのカプセル」プラムザからお送りしました。
それでは良いお年をお迎えくださいませ。
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