セキュリティって「ウィルス対策」だけじゃない。でしょ?
セキュリティ関連の情報収集をしていると、80%近くがウィルス対策の話題ばかりです。私も、ウィルス対策関連の話題は書きますが、それはセキュリティの中の1部にしか過ぎません。
確かに大きな脅威はあります。見えないものでもあるので、特にそう感じるものです。
が、ウィルスだけが、セキュリティではありません。
例えば、新型インフルエンザの場合、この未知なウィルスの予防の1つに、先頃はじまった予防接種があります。コンピュータウィルスの更新ファイルであるワクチンと同じです。
しかし、うがいもすれば、手洗いもしますよね。もっと言えば、体調管理まで範囲は広がっているはずです。体調が良くないから、早く寝るとか、生物食べないようにするとか。。。
セキュリティに、この体調管理のような周辺対策が、少ないように思えるのです。
予防の基礎知識とか、体調管理ならば人的対策の方法であったり・・・と、もっと幅広く「知るべきこと」や「やるべきこと」があるはずです。
新型インフルエンザに関しては、亡くなっている方々もいます。ニュースでも大きく取り上げられ、東京も警戒発令が出ました。直接人体に影響し、人命にも関わる大きな問題です。
一方、PCのウィルス対策は、直接人体に影響はないですし、人命にも関わりません。でも、ウィルスが引き起こす問題は、情報漏洩などに及ぶこともあります。情報セキュリティの影響は、昨今の事件事故を見れば、どれほど大きな問題の引き金になるか、十分知れ渡っていると思います。
・・・ウィルス対策は、その1つのリスク要因でしかありません。
セキュリティを二元論的に別ければ、論理と物理になるでしょう。この論理セキュリティばかりに気をとられ、物理セキュリティの存在すら、見えてない感じがしています。
この中間に、人的セキュリティがあると考えています。ちょうど真ん中になくてもいいのです。白黒、表裏、左右・・・以外にも「ある」ってことです。
何か、違うなぁ。。。と思う今日この頃でした。
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