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もしも洞察力があったなら……。

【広報かるた】・【ざ】斬新だね、このニュースリリース。書き直して。

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およそ17年前、日本オラクルの入社面談の時に広報のスキルについていろいろ面接官から聞かれました。その一つに、「ニュースリリースはどのくらいのペースで書けますか?」というものがありました。平均時間を言うのか、ピーク時間を言うのか、一瞬頭を悩ませましたが、そのときの私の回答はこうです。

 
「事前の準備状況など、時と場合によりますが、早いもので、30分以内でイケます。」
 
え?30分でニュースリリースなんて書けるの?どうやって?
ニュースリリースは元来、構造化された言葉の集まりであって、作文や創作の類いではありません。なので、事前の情報収集と整理、要約ができていれば、アウトプットにさほど時間がかかるものではありません。むしろ、PC(昔はワープロ)に向かって、「うーん」と悩んでいる時点であなたの事前準備は成功しているとは言えないでしょう。
 
<ご参考>このニュースリリースは、私が30分かけずに書いたものです。ユーザ企業や製品、そして、その用途の知識、情報収集がうまく行っていたのでできたことですね。
 
 
駆け出しの頃は、多くの人がこのことを理解できずに、独創的な試行錯誤を行います。
 
  • 自分の感想を入れたり
  • 経験談を入れたり
  • 根拠のない結論を入れたり
  • 「例えば」、に始まる空想物語を入れたり
 
時には、それはとても楽しい、読んでぐいぐい引きつけられるような短編小説のようなものを書く人もいます。
 
しかし、それは他のところでやるべきですね。ブログとか、小説コンクールとか、お母さんへの手紙とか。
 
これらの独創的なニュースリリース改め私小説は、上司のレビューを受けたときにどのようなリアクションを受けるでしょうか。
 
赤入れなど、してくれません。赤入れをしてくれたとしたら、それはもう、大変なことです。決してその恩を忘れてはいけません。まず異口同音、言われるのは「うーん、斬新だね。全部書き直してくれる?」です。つまり、ボツです。
 
20130427_101429
*広報会議2013年新年号より
 
 
そうしたら、もう一度情報収集、整理整頓、要約をし直します。そして、「いったい何のために書いているのか。」をもっと明確に意識して書き直すといいでしょう。そして、論理的思考、専門用語の排除もしくは解説、その発表に欠かせない要件を書き損じないこと、などをチェックして仕上げると、ずっとよくなるはずです。
 
 
Happy News Release!
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