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もしも洞察力があったなら……。

iPadの可能性について議論をしてみた。

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先週のことであるが、某ネット銀行に勤める友人から「iPadを借りてきたので見に来ないか」と誘われたので行ってきた。会場は、神保町の学士会館。ちょうどお昼時だったのでランチを食べながら。

その席には出版社編集部の方も来ていて、初めてのiPadをしげしげと眺め、手に持ち、ふーんと興味深げに触っては感想を述べていた。
Warazuka100416
その感想は、概ねこうである。(age編集長・池田美樹さんのTwitter語録より)

“iPadを触ってきた。印象1.うっ、重い。片手では持てない。2.画面、けっこう大きい。発色が美しい。 3.アプリ、 面白い! カッコいい!4.ソフトウェアキーボード、意外と使いやすい。→結論は後日コラムで。 http://twitpic.com/1fzbrv

*池田さんのiPadレポート詳報はこちら

iPadは確かに手にした時にはずっしりと、その薄さからは意外とも言える重量感。(MacBookAirもそういえば同じ印象だった)これは、女性にはとてもきついそうだ。曰く「多くの女性はかばんの中にできるだけ重いものを入れたくないと考えている。パソコンなんか限界。iPadのこの重さはぎりぎりのところかもしれない。」だそうだ。

なるほど。iPadは単体では少々持ちづらい側面もある。より使いやすくするためのiPadケースなどのアクセサリーが発達してくると、全体の質量はさらに増すのかもしれない。そういう意味では「軽くてしっかりしたアクセサリーの開発」はとても重要なアジェンダと言えるだろう。

さて、さまざまな議論が飛び交う中、iPadそのものの受けはかなりいいようだ。画面のきれいさについて異論を唱える人はいないし、
Timeipad

モビリティの高さについても同様だ。

しかし、これが本当のイノベーションを起こすとしたらそれはどんなことだろうか。誰もが思いつくことかもしれないが、真っ先に「新聞や雑誌のあり方を変える」ことが話題になった。あくまでも、「紙でなくてもいい」という議論なのだが。「TIME」誌のみでしか確認していないが、たしかに、充分読みやすいし、定期購読する情報誌などはiPadをベースにしたほうが更新管理がしやすいかもしれない。新聞は、どうだろうか。日経のWeb刊はもとより、紙面ビュワーがきちんと使えるようになれば、もしかしたら充分代替になるのかもしれない。

*ところで、新聞紙は、読む以外にも別の効用があるようだが、それについては言及しないこととする。ex.子供の日の兜、チャンバラ用の剣、揚げ物の油きり、ペットのトイレ敷き等

さて、いつでも女性の視点は面白いと、興味深くきかせてもらったのだが、一番楽しかったのが件の友人の奥さんが出したアイディア。日々の料理献立のためにクックパッドなどのレシピサイトをよく使うため、iPadを活用できるよう、専用ホルダーがほしい、特に、冷蔵庫に貼りつけることができれば完璧、というものだ。なるほど。調理のタイミングでiPadをぺたっと冷蔵庫に貼りつけ、それを見ながら食材を出し入れする。大変理にかなった活用法のようだ。ぜひ冷蔵庫メーカーには提案を頂きたいと思う。

そのアイディアを受けて、「じゃあ、iPadがかちっと差し込める透明のまな板はどう?」と、これは妙案のつもりで投げかけてみたら、「iPadに水がかかるのでは?」「どうやって操作するの?」という、ごもっともなコメントを頂戴して、この件は一瞬で没。あわせて私が料理をほとんどしたことないことが悟られてしまった。ううむ、失敗w。

・・・しかし、こんな具合に、ユーザー目線であの大きさの新型シンクライアントをどう活用するかを議論すると、脳が開くような感覚を覚える。発想力豊かに議論をするというのはとても健康的なことだと実感したのであった。

*ワイガヤとiPadを囲んでいた私たちの席の隣では、別のグループがiPadを手に同様のことをやっていた。学士会館はイノベーターや珍しモノが集まる場所なのか、それともiPadが案外国内にやってきているだけなのか。5月の発売が待ち遠しい限りである。(ちなみに私がどうするかは決めていません。今のところ。)

*ところで、友人の所属する銀行がお小遣い帳のiPhoneアプリを提供開始したそうだ。このピンクのクマさんに興味がある方はぜひダウンロードしてみてほしい。無料アプリとのこと。

Postpet

※初めてドライブゲームをやってみた。初心者丸出しの運転ぶりが恥ずかしい限りだ。しかし、ゲームはろくにやらないのでご愛嬌ということにしてほしい。

katsukinoboru.jpのさらなる詳報を見る

 

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